ブルガリ イル・チョコラートが、サスティナビリティに焦点を当てた新作チョコを発売

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2021.06.14

ブルガリのチョコレートショップ、イル・チョコラートは、食品ロス問題や伝統工芸の保護を目的とした新作チョコレートを発表した。日本国内で採れた食材を使用した3種のチョコは、佐賀県の手漉き和紙で作られた専用ボックスで販売される。6月17日より販売開始予定だ。

ブルガリ イル・チョコラート

ブルガリ イル・チョコラート「チョコレート・ジェムズ・フォー・サスティナビリティ」
数量限定生産。4000円(税込み)。2021年6月17日発売予定。
全国のブルガリ イル・チョコラートの店舗およびブルガリ イル・チョコラート オンラインショップにて発売。


多くのメッセージが詰まった小箱

 ブルガリ イル・チョコラートでは、同社が掲げるCSR(企業の社会的責任)への積極的な取り組みを、一箱のチョコレートボックスで示した。今回発表された「チョコレート・ジェムズ・フォー・サスティナビリティ」は、食品ロス問題や伝統工芸の保護、エシカル消費(倫理的消費)の考え方に配慮したものだ。

 これらの活動は、食品ロス問題の削減やフードロス食材の有効活用を積極的に行う「FOOD LOSS BANK」の協力によりスタートしたものだ。「食品業界における無駄をなくす」取り組みや「伝統工芸の価値」を守り、さらには生産者の生活向上に至るまで考えられた食材を使用している。あらゆるものづくりにおいて、地球に暮らすあらゆる生命に対して尊重し、意識を高めることが大切である。

ブルガリ イル・チョコラート

左は、何らかの理由により出荷できなかった福井県産の唐辛子をチリオイルにし、ヘーゼルナッツとアーモンドのプラリネを合わせた、ミルクチョコレートでコーティングしたもの。中央は、行き場をなくした小田原産の梅から作ったシロップを、セミドライのいちじくと合わせてガナッシュにしたビターチョコレートでコーティングしたもの。右は、小田原の湘南ゴールドという品種の柑橘類を丸ごと使用したピュレと果汁を、ガナッシュにしたビターチョコレートでコーティングしたもの。

手漉き和紙の特別なボックス

 新作チョコレートのボックスには、佐賀県で300年以上の歴史をもつ名尾和紙が使用されている。この地域では、昭和初期までは和紙の生産が盛んで100以上の工房が軒を連ねていたが、現在では「肥前和紙工房」の1軒のみが残っている状態なのだ。名尾和紙では周辺の地域で採れた梶の木を用い、楮(コウゾ)を用いる通常の和紙より繊維が太くて丈夫であるという特徴がある。

名尾和紙

 イル・チョコラートのボックスでは、規格外で未出荷のアジサイの花や工房周辺で採れた菜の花、染色で使用した紅花などを混ぜて、独特な風合いを持つように仕上げられている。現存する希少な伝統工芸の技が生み出した、味わい深いひと箱なのだ。


Contact info: ブルガリ イル・チョコラート Tel:03-6362-0510


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