地球儀を収めたアーノルド&サン「グローブ トロッター」のゴールドモデルが登場

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2021.10.16

アーノルド&サンは、2018年に発表した「グローブ トロッター」の新たなバリエーションとして、18Kレッドゴールドのケースを採用した新作を追加した。地球儀を支える象徴的なブリッジやインデックスなどがゴールドに統一されており、28本のみ製作される限定モデルである。

グローブ トロッター ゴールド


エレガンスを追加したグローブ トロッター

 シチズン傘下の高級時計ブランド、アーノルド&サンは、「グローブ トロッター ゴールド」を発表した。ベースとなった「グローブ トロッター」は2018年のバーゼルワールドで登場したモデルで、ダイアルの中央に配された巨大な地球儀が特徴。中央に置かれたブリッジや大胆なドーム型の風防などは、アーノルド&サンの、どのコレクションにも無い特徴的な外観を持っている。

グローブ トロッター ゴールド

アーノルド&サン「グローブ トロッター ゴールド」
自動巻き(Cal.A&S6022)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KRG(直径45mm)。3気圧防水。世界限定28本。561万円(税込み)。

 同ブランドが「現代のナビゲーターとなるタイムピース」と表現するグローブ トロッター。今回発表された新しいバリエーションは、直径45mmの大型ケースや、象徴的なアーチ状のブリッジ、ダイアルに配されたアプライドインデックスなどをすべてゴールドに統一し、このモデルの美学に磨きをかけた。

 そして、ゴールドとの相性が良いのがブルーのダイアルだ。立体的でリアリティを追求した地球儀を囲むダイアルの下の面は、ブルーのグラデーションをつけた繊細なサンライト仕上げが施されており、ワールドタイムを示すリングには透明なサファイアクリスタルが使用され、ダイアルを邪魔しない。

グローブ トロッター ゴールド

グローブ トロッターで最も目を引く地球儀には北半球の大陸が示され、それぞれの地域を詳細に表現している。大陸の部分にはロジウムメッキを施し、アルプスやヒマラヤなど高い山脈が位置する部分はマットな仕上げである。海の部分は手作業によってペイントされており、青みがかったラッカーを何度も塗り重ね、さらに光沢のあるパウダーを含まれることで、深みと輝きを与えている。

 また、巨大な地球儀はGMT機能の読み取りにも大きく貢献する。ローカルタイムは赤い針がゴールドインデックスを指す時刻で示され、一方でワールドタイム(第2時間帯)は、ブリッジ中央のルビーと時刻を知りたい都市を結び、その延長線上にある24時間表示のリングに記された数字で、その都市の現在時刻を読み取る。

グローブ トロッター ゴールド

上品で洗練されたゴールド製のブリッジが「グローブ トロッター ゴールド」の特徴。平たい部分は鏡面で仕上げられ、側面は筋目を入れたサテン、上面には面取り加工を施している。そしてこのブリッジは、青焼された2本のネジで固定され、巨大な地球儀の回転軸を支えている。

 本作は、アーノルド&サンの自社製ムーブメントCal.A&S6022を搭載し、他のコレクションと同様に、開発から製造、装飾、組み立てまで、ラ・ショー・ド・フォンの工房で行われている。トランスパレント仕様のケースバックからは22K製のローターがのぞき、クル・ド・パリの美しい装飾を鑑賞することが可能だ。




Contact info: アーノルド&サン相談室 Tel.0570-03-1764


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