日付をベゼルに表示した世界初の時計、アーミン・シュトローム「オービット」がマニュファクチュール・エディションで再び市場へ

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2022.07.27

コラムホイール駆動の日付表示をベゼルに装備した世界初の時計で、世界限定25本しか作られなかったアーミン・シュトローム「オービット ファースト・エディション」。大好評を得た後、スポーティな魅力にあふれる斬新なオート・オルロジュリー(高級時計製造)ピースとして、「オービット マニュファクチュール・エディション」の名のもとに再び市場に戻ってきた。オフセンターに配されたブラックダイアルとシルバーのロジウムコーティングを施したブリッジが、美しいコントラストとスポーティーななめらかさを強調している。

アーミン・シュトローム オービット マニュファクチュール・エディション


オービット マニュファクチュール・エディション

 外側から余すことなく観賞できる「透明なメカニズム」は、アーミン・シュトローム・マニュファクチュールの原動力。そして、これをどのモデルよりも顕著に表しているのがオービットであろう。当マニュファクチュールのもっとも純粋なフォルムの中で作られた独創的で奇抜な高級時計ライン「システム78」コレクションに先日加わった最新モデル、オービットのファースト・エディションは2022年3月に発売され、即座に洞察力に富んだコレクターの目を惹きつけた。

 そして今、オービットがさらに確固としたスポーティーな美しさを備えた「オービット マニュファクチュール・エディション」として戻ってきた。

 魅惑的な外観と巧妙なメカニズムを持つオービットは、現存する時計機能の中でもとりわけ便利でよく使われている日付を一から認識し直した時計だ。複数のコンプリケーションをひとつにまとめたコラムホイールデイトは、これまでほとんど見直されることがなかったコンプリケーションに、創造性と斬新性を加えた機能である。考案、開発、製造のすべてをアーミン・シュトロームの社内で一貫して行っているオービットは、先例のない新しい日付表示を導入し、大きな変革をもたらした。この独創的な技巧はダイアルサイドからくまなく観賞できる。

  • アーミン・シュトローム オービット マニュファクチュール・エディション
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アーミン・シュトローム「オービット マニュファクチュール・エディション」
自動巻き(Cal.ASS20)。30石。2万5200振動/時。SS(直径43.4mm、厚さ12.6mm)。約72時間パワーリザーブ。50m防水。4,378,000円(税込み)


オン・オフ機能付き「コラムホイール・デイト」とは?

アーミン・シュトローム オービット マニュファクチュール・エディション

 日付表示を駆動しているのは、その名の通りコラムホイール機構だ。その様子はダイアルサイドから確認できる。クロノグラフ機構によく見られるこのシステムは、日付表示の安定性と性能を高める一方で、日付機能のオンオフ時に満足のいく確かな触覚エクスペリエンスをもたらす。ブラック・セラミック製ベゼル上にエングレーブされた日付を指し示すのは、アーミンのイニシャル「A」の先端を赤く染めた大きなセンター針だ。この日付針には、定常モードと稼働モードのふたつのモードがある。

 定常モードは「オフ」を意味し、針は12時位置の定位置から動かないため、オフセンターに配置されたダイアルを遮ることはない。ケース左側のプッシャーを押すと日付針が「連動」し、正しい日付の位置にジャンプする。そして、夜中の0時になると自動的に日付が変わる。ボタンをもう一度押すと、針は定位置に戻る。メカニカルメモリーにより、次のジャンプの際には希望通りの正しい日付を指し示す。日付針はレトログラード機構を通じて31から1へと戻るため、定常モードの位置と日付を見間違えることもない。日付はケースの8時位置にある修正ボタンを使って直接セットできるほか、リュウズを使って時間を進めながら手動でセットすることもできる。

オービットのムーブメント

「オービット マニュファクチュール・エディション」の魅力は三次元的なムーブメント構造である。オービットのムーブメントは世界で初めてコンスタントフォース伝達機構を搭載した自動巻き時計「Gravity Equal Force(グラヴィティ・イークォル・フォース)」の開発をもとにしており、テンプに安定したパワーを供給する。パワーリザーブは約72時間だ。

 過去数世紀にわたるウォッチメイキングの知識と原理を新しく発展させたストップワーク機構(作動停止システム)は、メインスプリングの完全な巻き戻しを防ぐことでバレルの回転モーメントをより安定させる、賢いソリューション。このような機構が世界で初めて自動巻きムーブメントに内蔵されたのだ。

 また、アーミン・シュトロームのすべてのウォッチ同様、このマニュファクチュール・ムーブメントにも、オート・オルロジュリーの中でも特に優れた時計にしか見られない、非常にハイスタンダードな仕上げが施されている。ブリッジのエッジには面取りとポリッシュ仕上げが、そしてメインプレートにはポリッシュ仕上げのシャトンやペルラージュなどの装飾が手仕上げで施されている。

アーミン・シュトローム オービット マニュファクチュール・エディション

ファースト・エディションにはダークグレーの「ブラックゴールド」コーティングが多く採用されていたが、「オービット マニュファクチュール・エディション」ではオフセンターに配置されたブラックダイアルとシルバーのロジウムコーティングを施したブリッジのコントラストとスポーティーななめらかさが強調されている。ディスプレイの左側に配されたダイアルが時間と分を表示し、秒は専用のカウンターに表示される。数字、アワーマーカー、時針・分針はオフホワイトのスーパールミノバで塗装されているため、暗い場所でも高い視認性を確保する。時計マニュファクチュールではほとんど見ることのないスティール製の針は、アーミン・シュトローム マニュファクチュール製だ。ムーブメントの観賞可能な他のパーツと同じく、社内で丁寧に手仕上げされている。


Contact info: ノーブル スタイリング  Tel.03-6277-1604


アーミン・シュトロームが開発した新コンスタントフォース・バレル搭載「グラヴィティ・イークォル・フォース」


https://www.webchronos.net/news/42008/
アーミン・シュトロームの新型レゾナンス機構採用モデル「マスターピース1 デュアルタイム・レゾナンス」


https://www.webchronos.net/news/28230/
斬新なレゾナンスが国際的なデザイン賞を受賞


https://www.webchronos.net/news/12294/