ドバイ ウォッチ ウィーク/各会場の様子

LIFE編集部ブログ
2017.11.19

ドバイ ウォッチ ウィークの会場は、ドバイ インターナショナル ファイナンシャル センター(DIFC)。

実際には、その建物を囲むように設置された11カ所の会期専用のブースで、テーマごとに展開しています。
イベントの規模感が分かりやすくなると思うので、現地でもらった地図の番号に沿って、各会場を説明してみます。 


1.2. クラシック&コンテンポラリー/Classic & Contemporary


2つの会場において合計31のブランドが自社を代表する時計を新旧さまざまに展示し、訪問者にプレゼンテーションを行います。


3. FHHエキシビション/FHH Exhibition


コンテンポラリーアーティストやデザイナーたちが生み出してきた、芸術性の高い作品を展示。時計に限らず、時間をテーマにした映像作品も紹介しています。


5. GPHGエキシビション/GPHG Exhibition


「ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)2017」受賞作品を展示。
余談ですが、ブースを出たところで「GPHG 2017 工芸賞」を受賞したカリ・ヴティライネン氏にお会いしました。輪島の漆芸工房とのコラボレーションモデル「秋の暮れ」、とても美しかったです。

「GPHG 2017」受賞作品はこちらからご覧になれます。


6. マスタークラス/Master Classes


著名な時計師による指導のもと、機械式時計の分解組み立てや、エングレーヴィングを体験するプログラム。
写真は参加者のイアン・スケレン氏からの質問に、講師のアントワーヌ・プレジウソ氏が実演しながら答えているときの様子です。

この企画を私は特に有意義に感じました。また、IWCのレジェンド、クルト・クラウス氏による顧客向けの講義に、幸運なことに偶然空いた1席に入れてもらうことができました。感動も大きかったので、それは改めてレポートします。


8. クリエイティヴ ハブ/Creative Hub


新作時計のローンチ発表会などを通して、ブランドと顧客やプレスとの交流を促す場。写真はヴァシュロン・コンスタンタンのクリスチャン・セルモニ氏がプレゼンしていたときの1枚です。


9. オロロジー フォーラム/Horology Forum


ゲストスピーカー3~4名と司会進行役のモデレーターという構成で、テーマに沿って議論を重ねていく場。写真は「Icons & Classics -the history」というテーマに、FHHのパスカル氏や主催社Seddiqi Holdingのモハメド氏らが登壇したときのもの。100席ほどの会場は通路脇の立ち見までびっしりと埋まりました。


10. オークション by クリスティーズ/Auction Room by Christie’s


クリスティーズの会場は、オークションについて学ぶための場。写真は、クリスティーズ時計部門のインターナショナルディレクター、ジョン・リールドン氏による、パテック・フィリップ収集の奥深さを伝える講義の様子。この他に子供向けの入札体験プログラムもありました。


11. ヴァーチャル体験/Virtual Experience


マリンクロノメーターやオメガのフライバック・クロノグラフ腕時計、ユニバーサル・ジュネーブの鉄道時計のタイムピース3点を展示。その展示の奥の小部屋で、当時、船、飛行機、鉄道のそれぞれで、それらがどのように使われていたのかをヴァーチャルの世界で体験することができます。私も下の写真の彼と同様に、ヴァーチャルの世界で大海原を航海しながらマリンクロノメーターの使い方を覚えました。


※ 4.Citizen Café、7.Lounge 1010 は飲食スペースのため説明を省略。

●ドバイ ウォッチ ウィーク公式サイト

(高井智世)