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Grand Seiko グランドセイコー

1960年、セイコーの最高級機種として初代グランドセイコーを発表したことを起源とする。グランドセイコーの進化は、高品質の外装が与えられたことと同時に、高精度化実現への歴史でもある。スイス天文台コンクールで上位入賞を果たした際のハイビート技術や、新たな歩度調整技術を採用して日差±2秒を実現した「61GS V.F.A.」を市場投入するなど、その名声を高めた。

ヘリテージコレクションの「SBGH201」は、44GSを基礎とするデザインで、かつての10振動を現代の技術で復活させるべく製作された機械式ムーブメントCal.9S85を搭載したモデルだ。時分針は初代から受け継がれる、太くて鋭いエッジを持つドーフィン針が合わせられた。エレガンスコレクションの「SBGX319」は、初代グランドセイコーを彷彿とさせるデザインに、クォーツ式のCal.9F61を搭載する。9Fシリーズは、グランドセイコーにふさわしいクォーツムーブメントを作るという目標を掲げて開発されたものだ。金属製の地板および受けで輪列を覆って耐久性を高め、大きく重い針を正確に駆動するためのツインパルス制御モーターに、針の震えを抑えるバックラッシュオートアジャスト、エージング済みの水晶振動子をさらに高い精度で動作させるための緩急スイッチ、環境温度により変化する水晶の発振周期を1日540回の検温により補償する精度維持機能など、さまざまな独自の技術を備える。9Fシリーズにはこの他にも、GMT表示機能を備えて秒針を停止させずに時針のみ修正可能なCal.9F86を搭載する、スポーツコレクションの「SGBN003」を用意する。同じくスポーツコレクションの「SBGA229」は、自動巻きのスプリングドライブCal.9R65を搭載するダイバーズウォッチ。動力源となるゼンマイがほどける速度を電磁ブレーキにより制御して、滑らかな運針とクォーツムーブメントに並ぶほどの精度を実現。ダイビングに必要な基本性能を備えつつ、ザラツ研磨によるケースの仕上げや多面カットされたインデックスなど、美観に優れた外装を持つ。

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