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Chopard ショパール

1860年、ルイ-ユリス・ショパールによりスイスのジュラ地方・ソンヴィリエで創業され、90年頃にはロシア宮廷からの注文を受けるなどの高い評価を得ていた。1937年にジュネーブに本拠を移した後、63年に現在も経営に関わるカール・ショイフレ3世と妻カリンが経営権を得たのを機に事業を発展させた。

76年発表のハッピーダイヤモンドコレクションは、文字盤の外周と、18Kローズゴールドのリングとの間に、7つのダイヤモンドが自由に動くようにセットされた「ハッピーダイヤモンド アイコン」として現在もラインナップされている。レトログラード表示によるパーペチュアルカレンダーを備えた「ルナ・ド・オロ」を84年に発表以降、複雑機構を搭載するモデルを数多く製作している。時分表示、スモールセコンドが付いたトゥールビヨン、ビッグデイトを備えたパーペチュアルカレンダーを持ち、パワーリザーブ約216時間を実現した「L.U.C パーペチュアル T」をラインナップする。このモデルに搭載する自動巻ムーブメントCal.L.U.C 02.15-Lは、96年にスイスのフルリエに設立したL.U.Cムーブメント専用の工房にて製造されている。2019年発表の「アルパイン イーグル」は、アルプスの山々と、そこに生息するオジロワシに着想を得たスポーツウォッチで、ケースの素材にはショパールが新たに開発した、高硬度で低アレルギー性を備えた「ルーセント スティールA223」を用いる。サンバースト装飾が施された文字盤に、真っ直ぐに伸びる時分針、ワシの羽根の形状をかたどるカウンターウェイトを備えた秒針、ケースのラグからつながる形状のブレスレットを持つ。加えて1985年以降、本格的にジュエリーコレクションを充実させており、90年にはペイズリー模様をイメージし、アラベスク文様や花をモチーフとした「カシミールコレクション」を発表した。

また、ショパールは時計および宝飾分野以外に、文化・芸術の振興事業においても貢献している。98年よりカンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーとしてパルム・ドールトロフィーのデザインを担当した他、2001年からのカンヌ国際映画祭において、若手俳優に贈られるショパール・トロフィー賞を創設している。

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