SEVENTEEN（セブチ）で“ジェントルマン”と呼ばれるジョシュアの愛用時計はオーデマ ピゲ

さまざまなジャンルの有名人が愛用する時計に着目して紹介する「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は日本でも高い人気を誇る韓国のアイドルグループSEVENTEENのジョシュアが、グラビア撮影のためスコットランドへ向かう際に着用していたオーデマ ピゲ「ロイヤル オーク」に注目した。

日本でも人気の高い13人組ボーイズグループのサブボーカルを務めるジョシュア

　ジョシュアが所属するSEVENTEEN（通称セブチ）は日本にもファンが多い13人組のボーイズグループである。結成は2015年であるが、日本でのデビューは2018年5月30日で、ボーカルチーム、ヒップホップチーム、パフォーマンスチームの3つのユニットから成り立ち、楽曲制作、振り付け、コンサートのセットリストまでメンバーが自ら担当するというクリエイティブ集団である。グループ名のSEVENTEENは「13人のメンバー+3つのユニット+1つのチーム＝17」を表している。元々は平均年齢17歳の17人組としてデビューする案もあったそうだが、結果的にメンバーの数は13人となった。

　2024年5月にはジャパンツアー「SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW’ AGAIN TO JAPAN」も予定されており、ヤンマースタジアム長居、日産スタジアムと大型のスタジアムツアーにファンの期待も高まっていることだろう。ライブツアーを盛り上げるべく、全国各地でのイベントも開催中だ。ファンとの接し方がとても丁寧なため“ジェントルマン”の異名を持つジョシュアは米国カリフォルニア州ロサンゼルスの出身だ。両親ともに韓国人であるが、ロサンゼルスで開催されたフェスティバルの中でギターを弾きながら歌ったところ、事務所関係者の目に留まりスカウトされたそうだ。「1ヵ月無料で韓国に滞在させてあげる」という言葉でオーディションを受けることにしたという。

　ハングルの勉強をしたことがなく、最初は苦労したようだが、英語力はSEVENTEENがグローバルに活躍する際の大きな力となったことだろう。デビューのきっかけともなったギターは音楽番組やライブでも披露されることがある。「優しい性格と整った顔立ち、キュッと上がった口角、甘く透き通った歌声が癒し」とファンから絶賛される。

ジョシュアの優しい雰囲気にピタリとはまるのはオーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オートマティック」

　2024年2月22日に韓国仁川国際空港で撮影されたジョシュアの手元を見ると、オーデマ ピゲの「ロイヤル オーク オートマティック」と思われる腕時計の着用が確認できた。黒を基調としたコーディネートにホワイトダイアルがポイントとなって目を引く。直径は34mmサイズだと思われる。アイコニックな8角形のベゼルと六角形のビスを備えるロイヤル オークにはさまざまなサイズが用意されているが、34mmはユニセックスで着用できるサイズ感で華奢なアジア人の手元にもしっくりと馴染む。厚さが8.8mmというのも着用感が心地よい要因のひとつである。このサイズの3針モデルは主張しすぎず、ロイヤル オークとしての存在感を守りつつも優しい雰囲気が魅力だ。

　SEVENTEENのジョシュアのイメージにもぴたりと寄り添う。この写真が撮影された日のコーディネートはモノトーンでまとめられており、シンプルで上質なロイヤル オークは主張が強すぎず上品だ。ケースはステンレススティール、ダイアルはエレガントなグランドタペストリーとなっている。アワーマーカーと時分針は蓄光処理が施されたホワイトゴールド製だ。

　オーデマ ピゲは今年の新作として手首の細いユーザーにスポットをあてていることが感じられる。34mmケースは以前からユニセックスサイズとして用意されていたが、24年の新作の中にも18Kピンクゴールド製ケースにピンクダイアルのモデル、ステンレススティール製ケースにグレーダイアルを合わせたモデルが発表されており、大ぶりな時計よりも男性が小さ目の時計を着用するトレンドが感じられる。

　ロイヤル オークはサイズ展開が一層幅広くなったので、ベストなバランスの一本を選ぶことができる。今なお続く人気の高騰のため、購入しにくいことには違いないが、これからオーデマ ピゲの時計の購入を検討している人にとって、34mm径はまだ競争率が低いとも考えられる。ユニセックスで使用できるため、ブレスレットを調整すればパートナーと共有することもできるというのも購入の決め手への一押しになるかもしれない。