吉江正倫:写真 Photographs by Masanori Yoshie
鈴木裕之:取材・文 Text by Hiroyuki Suzuki
鈴木裕之:取材・文 Text by Hiroyuki Suzuki
ATUM Date
実用性を高めるジャンピングデイトの要点
①視認性
ダイアル外周部の日付表示インデックスに、独特なブラケット型マーカーを配置する「アトゥム・デイト」のカレンダー表示。マーカーは深夜0時にジャンプする。またマーカーがどの位置にあっても、すべての針と重なることはない。
②操作性
ブラケット型マーカーのポジションは、10時位置の専用リュウズを介して、順逆両方向に調整可能。また誤操作を防止するため、3時位置のリュウズが針合わせポジションにある場合のみ、デイト送りの操作がキャンセルされる。
③堅牢性
「アトゥム・デイト」には、カレンダー送りの禁止時間帯が存在せず、何時でも操作可能。それを可能としているのは、瞬転機構と日送り機構が完全に分離されたムーブメント設計による。両者が物理的に接触するのはコンマ数秒のみであり、堅牢性と操作上のセキュリティを確立している。