【結果発表】読者が選ぶ「チタン製の腕時計ナンバーワン」。TOP3は日本ブランドが独占!

2025.12.13

『クロノス日本版』の定番企画に連動して始まった、読者の選ぶ「Chronos Top10 Watches Rankings」。今回のテーマは「チタン製の腕時計ナンバーワン」だ。その投票結果を、寄せてもらったコメントともに紹介する。

【結果発表】読者が選んだ2025年 傑作腕時計 BEST5! 1位はグランドセイコー、2位は?

FEATURES


注目の結果発表!

 『クロノス日本版』の定番企画、「Chronos Top10 Watches Rankings」。選考委員がテーマに沿って、それぞれオススメモデル10本を選出。その中で、得票したベスト10を決定する企画だ。読者ランキングは、このベスト10の中からwebChronos読者が、それぞれの1位を選び、投票してもらうという趣旨である。

 今回のテーマは「チタン製の腕時計のナンバーワン」。軽量で強靭、かつ耐食性に優れるチタンは、腕時計にとって理想的な素材のひとつだ。元々軍用に使われてきたものの、1970年にシチズンがほぼ純度100%のチタンウォッチ、「X-8 クロノメーター」を開発する。しかしチタンは加工が難しく、特に高級な仕上げを与えることが難しかった。もっとも近年は合金や加工技術の発達により、高級時計メーカーを含む、各社がチタンウォッチを手掛けるようになってきた。そこでチタン製腕時計を『クロノス日本版』でランキング募集。選ばれた10本から、2025年12月5日〜11日までの期間、webChronosの読者より受け付けた投票を結果として集計。なお、本誌の選者によるランキングと比較して、順位が上がったモデルには上向き矢印を、順位が下がったモデルには下向き矢印を、同順位のモデルには右矢印を見出しの前に付けた。

↘︎第10位
ショパール「アルパイン イーグル ケイデンス 8HF」全般

アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HF

本誌ランキングでの順位:4位
ショパール「アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HF」
自動巻き(Cal.Chopard 01.14-C)。28石。5万7600振動/時。パワーリザーブ約60時間。Tiケース(直径41mm、厚さ9.75mm)。100m防水。世界限定250本。391万6000円(税込み)。(問)ショパール ジャパン プレス Tel.03-5524-8922

[読者の投票理由]
・ケイデンスの持つ疾走感は、チタンの軽さと輝きがあってようやく完成する。

↘︎第9位
ローマン・ゴティエ「C byロ ーマン・ゴティエ チタンエディション」全般

C by ローマン・ゴティエ チタンエディション ブレスレット ブラック

本誌ランキングでの順位:2位
ローマン・ゴティエ「C by ローマン・ゴティエ チタンエディション ブレスレット ブラック」
手巻き。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。Tiケース(直径41mm、厚さ9.55mm)。50m防水。792万円(税込み)。(問)スイスプライムブランズ Tel.03-6226-4650

[読者の投票理由]
・実際に試着したことあるが、あの装着感のチタンブレスは他にないのでは!!

↗︎同率8位
ロンジン「ロンジン スピリット」チタンモデル全般

ロンジン スピリット Zulu Time

本誌ランキングでの順位:9位
ロンジン「ロンジン スピリット Zulu Time」Ref.L3.802.1.53.6
自動巻き(Cal.L844.4)。21石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。Tiケース(直径39mm、厚さ13.5mm)。10気圧防水。64万2400円(税込み)。(問)ロンジン Tel.03-6254-7350

[読者の投票理由]
・GMT時計は重くなりがちなのでチタンケースで使い勝手を良くしている点が好ましいです。
・高コストのチタンで価格を60万円代に抑えていることが凄い。パイロットウォッチにチタンを採用したアイデアは素晴らしい。操縦桿を握る現役のパイロットが使うと軽量で、実用的。チタンのマットな外装はコクピット内の太陽光の反射を抑える。パイロット気分で考えると楽しくなる、「チタン使い」のお手本的なモデル。

↘︎同率8位
オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク」チタンモデル全般

ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラシン

本誌ランキングでの順位:6位
オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク“ジャンボ”エクストラシン」Ref.16202XT.OO.1240XT.01
自動巻き(Cal.7121)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約52時間。Ti×BMGケース(直径39mm、厚さ8.1mm)。要価格問い合わせ。(問)オーデマ ピゲ ジャパン Tel.03-6830-0000

[読者の投票理由]
・チタンは仕上げの難易度が高い素材。そのチタンで、エッジ・サテン・鏡面・ブレスの可動まで“ステンレス以上”に美しく仕上げている点こそ、ロイヤルオークの真価である。

↘︎同率8位
ブルガリ「オクト フィニッシモ」チタンモデル全般

オクト フィニッシモ

本誌ランキングでの順位:1位
ブルガリ「オクト フィニッシモ」Ref.102713
自動巻き(Cal.BVL138)。31石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。Tiケース(直径40mm、厚さ5.15mm)。30m防水。248万6000円(税込み)。(問)ブルガリ・ジャパン Tel.0120-030-142

[読者の投票理由]
・軽いだけでなく薄い。薄いは正義。
・限界の薄さにあえてチタンを選択するところ。
・薄さ、装着感、色気、に加えて軽さまで叶えてくれるオクトフィニッシモのチタンは他より抜きん出てると思います。チタンとは思えないようなポリッシュも魅力的ではありますが、よりチタンらしいモデルを選びました。

↗︎第5位
セイコー クレドール「ロコモティブ」全般

ロコモティブ GCCR997

本誌ランキングでの順位:7位
セイコー クレドール「ロコモティブ GCCR997」
自動巻き(Cal.CR01)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。Tiケース(直径38.8mm、厚さ8.9mm)。10気圧防水。187万円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室(クレドール) Tel.0120-302-617

[読者の投票理由]
・所有していて大変満足してます。えこひいきです。
・ジェンタデザインとチタンの出会い。
・あのブレスをよくチタンでつくった。

↗︎第4位
ロレックス「オイスター パーペチュアル ヨットマスター 42」

オイスター パーペチュアル ヨットマスター 42

本誌ランキングでの順位:5位
ロレックス「オイスター パーペチュアル ヨットマスター 42」
自動巻き(Cal.3235)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。RLXチタンケース(直径42mm、厚さ11.6mm)。100m防水。

[読者の投票理由]
・(ケース直径)42mmにもかかわらず、めちゃ薄いので、違和感がありません。
・チタンはグレード5になって凝った仕上げが出来るようになったけど、やはりその軽量堅牢という特徴は実用時計に最適という観点から、ロンジンやロコモティブとかと迷った。が、ここは実用時計の雄が満を辞して投入したヨットマスターを推薦。
・色味もチタンにしては明るめで、サテン仕上げがはっきりしており、美しいからです。ラグ部分のポリッシュの面取りも高級感があり、美しいです。美しさとカッコ良さを兼ね備えたスポーツチタンウォッチだと思います。
・ベゼルもケースも質感最高です。チタンなのに荒削りでなく、仕上げが圧倒的。

↗︎第3位
シチズン「ザ・シチズン AQ6020」

ザ・シチズン AQ6020-53X

本誌ランキングでの順位:8位
シチズン「ザ・シチズン AQ6020-53X」
光発電エコ・ドライブ(Cal.0100)。17石。838万8608Hz。フル充電時8カ月(パワーセーブ時)。Ti(直径37.5mm、厚さ9.1mm)。5気圧防水。88万円(税込み)。(問)シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807

[読者の投票理由]
・軽さ、薄さ、針とブレスの仕上げ、ソーラー発電とは思えない文字盤、そして言うまでもない正確さ。ブランド(とそのロゴ)以外はほぼ完ぺきな一つに思える。当時、寄り道ばかりして買い損ねたのを後悔している。
・セイコー、ロレックスファンだが、チタンの傷防止コーティングには、シチズンに一日の長がある。
・いち早くチタンを時計の素材として研究してきたメーカーであり、単独での究極の精度を目指し実現したこの時計は、歴史に残すべき時計だと思いますので。

↗︎第2位
シチズン「ザ・シチズン AQ4100」

ザ・シチズン AQ4100-57B

本誌ランキングでの順位:10位
シチズン「ザ・シチズン AQ4100-57B」
光発電エコ・ドライブ(Cal.A060)。フル充電時約1.5年駆動(パワーセーブ時)。Tiケース(直径38.3mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。(問)シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807

[読者の投票理由]
・デザインに一目惚れしました。
・エコドライブ、パーペチュアル、年差±5秒クォーツ、サファイアクリスタル風防、デュラテクト処理したスーパーチタニウムなどなど枚挙にいとまが無いくらいなのに、この価格。バーゲンプライスどころか、持ってけドロボーな腕時計。他のメーカーが名声やら歴史、ストーリー等、抽象的だけどCITIZENは具体的。本当、すごいですね。日本の誇りです。
・文字盤の美しさ、コストパフォーマンス、時刻の正確さ。
・普段ステンレスの手巻き時計を愛用していますが、チタン製で選ぶならその使いやすさに着目し、エコドライブの年差クォーツの利便性こそが魅力的だと考えました。

↗︎第1位
グランドセイコー「エボリューション9 コレクション スプリングドライブ U.F.A.」Ref.SLGB003

エボリューション9 コレクション スプリングドライブ U.F.A. SLGB003

本誌ランキングでの順位:3位
グランドセイコー「エボリューション9 コレクション スプリングドライブ U.F.A.」Ref.SLGB003
スプリングドライブ自動巻き(Cal.9RB2)。年差±20秒。34石。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタンケース(直径37.0mm、厚さ11.4mm)。10気圧防水。151万8000円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室(グランドセイコー)Tel.0120-302-617

[読者の投票理由]
・軽さと日本人の使いやすいサイズ、ダイヤルの美しさ。
・ダイヤルのカラーリングとチタンケースの色合わせが見事だから。
・造形美,精度等、完成度が高い。
・ムーブメントも素晴らしいが、チタンとは思えない仕上がりだと思う。
・所有してますが、着け心地がとてもよい。
・ケースはポリッシュとサテンがいい感じに組み合わさっていて、光の当たり方で見え方が変わるのがすごくきれいです。ブレスレットはチタンのマットな質感をちゃんと残しつつ、エッジが丁寧に磨かれていて、上品だけど気軽に使える仕上がりになっていると思います。



たくさんの投票ありがとうございました!



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