大晦日から元旦にかけて放送される「ぐるナイ 新春おもしろ荘」。若手芸人の登竜門として毎年注目を集めるこの番組で、MCを務めるナインティナインの矢部浩之。サッカー好きとして知られる彼が愛用するのは、ワールドカップの公式タイムキーパーを務めるウブロだ。妻の青木裕子とともにウブロを愛でる矢部のスタイルに迫る。

Text by Yukaco Numamoto
土田貴史:編集
Edited by Takashi Tsuchida
[2026年1月11日掲載記事]
番組を盛り上げるナインティナイン、36年目の円熟
年越し恒例の番組「ぐるナイ 新春おもしろ荘」を見ながら、新年を迎えた人も多いのではないだろうか。この番組は2007年にスタートし、2010年以降は大晦日から元旦にかけて放送される新春特番として定着した。架空のアパート「おもしろ荘」を舞台に、住人という設定の若手芸人がそれぞれの芸を披露し、おもしろさを競う。
2012年以降は優勝者が決定されるようになり、賞レース的な側面も加わった。ぺこぱ、ブルゾンちえみ、ひょっこりはんなど、ここからブレイクを果たす芸人も多く、まさに若手芸人の登竜門番組となった。
この番組のMCを務めるのが、ナインティナインだ。1990年に岡村隆史と矢部浩之が結成し、芸歴は2026年で36年目を迎える。ふたりの出会いは、意外にもサッカーがきっかけだった。サッカー部の後輩だった矢部は、当時プロサッカー選手を目指していたが、志半ばで断念。進路に悩んでいたところ、兄が吉本総合芸能学院(NSC)に入学したことをきっかけに、芸人の道を志すようになる。
そこで浪人中だった1年先輩の岡村を誘ってみたところ、「大学に合格できたら」という条件付きで承諾。岡村が立命館大学に無事合格し、2人は芸人としての道を歩み始めることとなった。NSC在学中に「2丁目アマチュア大会」で優勝し、優勝特典として吉本が運営する心斎橋筋2丁目劇場の舞台出演権を獲得した。
1994年に東京へ活動拠点を移し、関東の放送番組でレギュラーを次々と獲得。1995年から「森田一義アワー 笑っていいとも!」のレギュラー、「めちゃ²モテたいッ!」「ASAYAN」に出演し、1996年には「めちゃ²イケてるッ!」が放送開始となった。
2013年、矢部は元TBSアナウンサーの青木裕子と入籍。お笑い以外にもサッカーへの造詣の深さを活かし、「やべっちF.C.〜日本サッカー応援宣言〜」(2002年から2020年まで放送)など、サッカー番組にも多数出演。後継番組はDAZNで配信されている。
サッカー好きが選んだウブロ、夫婦で愛用
サッカーと縁の深い時計ブランドといえば、ウブロだ。ワールドカップの公式スポンサーでもあり、オフィシャルタイムキーパーとして長年にわたりサッカー界との強固な関係を築いている。時にはサッカー選手に優先的に贈られることもあるため、選手の間でも着用率が高いブランドだ。
サッカー好きの矢部が選んだ時計もまた、ウブロだ。そして興味深いのは、妻の青木裕子もウブロの愛用者であることだ。実は矢部は当初、ロレックスをメインで着用していたという。しかし結納返しとして青木から贈られたウブロをきっかけに、愛用するようになった。夫婦そろってウブロを愛用する姿は、実に微笑ましい。
中山秀征のインスタグラムに矢部のウブロ姿を発見
この画像で矢部が着用しているのは、ウブロ「ビッグ・バン アエロ・バン」Ref.311.SM.1170.GRだ。「ビッグ・バン」のデザインをベースに、ムーブメントをオープンワーク化したこのモデルは、文字盤からムーブメントを鑑賞でき、ウブロの人気モデルのひとつとして定着している。スポーティーでありながら、メカニカルな印象を併せ持ち、セラミックスとステンレススティールのコンビネーションがモダンな雰囲気を醸し出す。軽量化と耐久性を両立している点でも実用性が高い。
アエロ・バンは2018年頃まで生産されていたが、現在は生産終了となっており、新品で見つけるのは困難なモデルだ。しかし、ウブロの中でも人気の高いモデルのひとつであることに変わりはない。搭載されるムーブメントはCal.HUB4214で、アエロ・バンのほか、「キング・パワー」シリーズなどのモデルに採用されているムーブメントだ。
夫婦そろってのウブロ姿ツーショットに期待
2026年は、カナダ、メキシコ、アメリカ合衆国の3カ国で共催されるサッカーワールドカップの開催年だ。ウブロは2010年以降、FIFAワールドカップのオフィシャルタイムキーパーを務めており、2026年大会でもその重責を担うことになる。サッカー日本代表のオフィシャルウォッチも提供していることから、矢部がワールドカップ関連番組にゲスト出演する際には、愛用のアエロ・バンを腕にした姿が見られるかもしれない。
前述のインスタグラムで一緒だった中山秀征もウブロ愛用者であり、芸能界にはウブロファンが数多く存在する。しかし、夫婦そろってウブロを愛用しているというケースは意外に珍しい。結納返しとして妻からウブロを贈られ、それをきっかけに夫婦でウブロを愛でるようになった——そんなロマンチックなエピソードを持つ矢部夫妻のライフスタイルは、高級時計を単なるステータスシンボルではなく、人生の大切な思い出と結びつけた、理想的な楽しみ方と言えるだろう。

自動巻き(Cal.HUB4214)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径44mm)。10気圧防水。終売。
夫婦そろって公の場に登場する姿はあまり見かけないが、インスタグラムからは仲睦まじい家族の様子がうかがえる。いつか夫婦でウブロを着用している姿をSNSや番組で見られることを期待したい。サッカーへの情熱、ウブロへの愛着、そして家族への深い愛情——それらすべてが詰まった矢部のライフスタイルに、今後も注目していきたい。



