2026年 オメガの新作時計を一挙紹介!

2026.04.02

2026年1月の「スピードマスター ムーンウォッチ」から始まり、3月、2針でありながらマスター クロノメーターを取得した「コンステレーション オブサーバトリー」をリリースしたオメガ。早くも時計好きの間で話題になっている同ブランドの今年の新作時計を、まとめて紹介する。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

新居賢人、鶴岡智恵子(クロノス日本版):文
Text by Kento Nii,Chieko Tsuruoka(Chronos-Japan)
[2026年4月2日公開記事]


2針でマスター クロノメーター!「コンステレーション オブザーバトリー」

「コンステレーション」の新作として、「コンステレーション オブザーバトリー」が発表された。時分のみを表示する2針ウォッチとして、史上初めてマスター クロノメーター認定を取得したシリーズとして打ち出されている。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」Ref.140.13.39.21.01.001
新作のラインナップの中で唯一、ブラックセラミックス製のダイアルを備える1本。自動巻き(Cal.8914)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。O-MEGAスティールケース(直径39.4mm、厚さ12.23mm)。30m防水。172万7000円(税込み)。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」Ref.140.13.39.21.10.001
自動巻き(Cal.8914)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。O-MEGAスティールケース(直径39.4mm、厚さ12.23mm)。30m防水。154万円(税込み)。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」Ref.140.13.39.21.03.001
自動巻き(Cal.8914)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。O-MEGAスティールケース(直径39.4mm、厚さ12.23mm)。30m防水。154万円(税込み)。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」Ref.140.13.39.21.02.001
自動巻き(Cal.8914)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。O-MEGAスティールケース(直径39.4mm、厚さ12.23mm)。30m防水。154万円(税込み)。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」Ref.140.53.39.21.99.002
自動巻き(Cal.8915)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18Kセドナ™ゴールドケース(直径39.4mm、厚さ12.23mm)。30m防水。535万7000円(税込み)。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」Ref.140.53.39.21.99.001
自動巻き(Cal.8915)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18Kムーンシャイン™ゴールドケース(直径39.4mm、厚さ12.23mm)。30m防水。535万7000円(税込み)。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」Ref.140.50.39.21.99.001
自動巻き(Cal.8915)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18Kムーンシャイン™ゴールドケース(直径39.4mm、厚さ12.23mm)。30m防水。834万9000円(税込み)。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」Ref.140.53.39.21.99.004
自動巻き(Cal.8915)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18Kカノープス™ゴールドケース(直径39.4mm、厚さ12.23mm)。30m防水。622万6000円(税込み)。

 新作モデルをマスター クロノメーター認定とするのに大きく影響したのが、独立認定機関「ラボラトワール・ドゥ・プレシジョン」が開発した音響検査法「デュアル メトリック テクノロジー」の導入であったという。これは、ムーブメントが発する音で精度検査を行う新技術であり、従来では対象にはなかった秒針を持たない時計であっても、マスター クロノメーターの認定が可能となった。

ラボラトワール・ドゥ・プレシジョン

「ラボラトワール・ドゥ・プレシジョン」は、オメガが2023年に設立した独立認定機関である。公平性と機密性を保ちながら、独自の計測技術と管理体制に基づいて運営されており、METAS(スイス連邦計量・認定局)およびSAS(スイス認定局)からの公的な認定を取得している。

ラボラトワール・ドゥ・プレシジョン

デュアル メトリック テクノロジーでは、25日間にわたる試験期間中、時計の駆動音が温度、姿勢、気圧などの環境パラメータとともに継続的に測定される。これにより、1日に2度データを取得していた従来の検査に比べ、微細な変異や周波数の乱れが、いつ、何が原因で発生したかまで正確に特定できるようになった。

 ラインナップは、計9種で構成される。オメガ独自の高性能ステンレススティールであるO-MEGAスティールケースからはブラック、グリーン、ブルー、シルバーダイアルを持つ4モデルが、同じく独自の合金である18Kセドナ™ゴールド、「18Kムーンシャイン™ゴールド、18Kカノープス™ゴールド、そしてプラチナをそれぞれケースやダイアル、あるいはブレスレットに使用した、プレシャスな5モデルも展開される。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

新作モデルのストラップはアリゲーターレザーが基本となるが、18Kムーンシャイン™ゴールドモデルのみ、同素材のメッシュブレスレットを組み合わせたきらびやかな仕様となっている。このブレスレットには、1950年代のブリックブレスレットから着想を得た、9列のブリックパターンが取り入れられている。

 デザインは、オメガ創立100周年記念ウォッチ「センテナリー」に範を取った、1952年誕生のコンステレーション初代モデルを参考としている。12のファセットを持つ通称“パイパンダイアル”や、6時位置の星のモチーフが継承されたほか、ブラックダイアルモデルを除く8モデルのファセットには、1953年モデルを彷彿とさせる溝状のパターンがあしらわれた。なお、このパターンは、O-MEGAスティールモデルでは型押し、18Kゴールドおよびプラチナモデルは手作業によるギヨシェ彫りで表現される。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

オメガの当時の腕時計で広く見られた、“ドッグレッグラグ”と呼ばれる角張った形状のラグも継承されている。一方で、カイト型のアワーマーカーやドーフィン針は、オリジナルよりもモダンなシェイプへと刷新されている。

 これら新作のもうひとつのトピックは、搭載される新たな2種のムーブメントが、基本的な性能を共有しつつも、「スタンダード」「リュクス」「グランドリュクス」の3つのカテゴリで分類されている点だ。

 例えば、O-MEGAスティールモデルには「スタンダード」にあたるCal.8914が搭載され、ロジウム仕上げのローターが備わる。一方、プラチナを除く貴金属を用いたモデルは、「リュクス」仕様のCal.8915を搭載。ケース素材に合わせて、ローターおよびブリッジに18Kセドナ™ゴールド、もしくは18Kムーンシャイン™ゴールドが使用されており、内部に至るまでラグジュアリーな意匠が貫かれているのである。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

各ムーブメントのローターは、丸みを帯びた外縁を持ち、アラベスク調の装飾が施されている。また中央には、グレードに関わらず、コレクションの象徴である天文台のメダリオンが精密なレーザー加工によって刻印される。


特別な「コンステレーション オブザーバトリー」

 9本発表されたコンステレーション オブザーバトリーのうち、Ref.140.93.39.21.99.001は、プラチナを外装に用いたラグジュアリーな仕様の1本である。本作には、先述したムーブメントのカテゴリのうち、最高ランクである「グランドリュクス」仕様のCal.8915が収められている。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」Ref.140.93.39.21.99.001
自動巻き(Cal.8915 グランドリュクス)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。Ptケース(直径39.4mm、厚さ12.32mm)。30m防水。817万3000円(税込み)。

 本ムーブメントでは、ローターとブリッジの素材に18Kセドナ™ゴールドを採用する。ハイライトは、ローターにあしらわれた天文台ドームのメダリオンだ。18Kホワイトゴールドをベースに、アヴェンチュリンガラスとエナメルの8つの星によって夜空が描かれており、レーザー加工による天文台ドームが、いっそう神秘的に演出されている。

オメガ コンステレーション オブザーバトリー

天文台のドーム部分には、半透明のホワイトのオパールエナメルが使われるなど、細部まで妥協を感じさせない仕上がりとなっている。

 先述のゴールドモデルと同様に、ダイアル各部のパーツにも貴金属が用いられている。ダイアル本体には、ケースと同様のプラチナを使用。イエローの色味を帯びたプラチナPVDコーティングが施されており、18Kホワイトゴールド製のインデックスおよび針を際立たせている。また、中央のサンブラッシュ仕上げとギヨシェ彫りによって、控えめながら品格のある表情に仕上げられた。


“逆パンダダイアル”の「スピードマスター ムーンウォッチ」

 1月最初の“スピーディーチューズデー”に、今年の新作オメガ第一弾として登場したのが、「スピードマスター ムーンウォッチ」の、“逆パンダダイアル”だ。

 1957年に誕生した「スピードマスター」は、18Kゴールドモデルや特別モデルを除き、ブラック一色のダイアルが定番であった。2024年、ベーシックなステンレススティールモデルにホワイト一色の文字盤がリリースされ、それまでとはまた違った印象の顔立ちを見せたスピードマスターに、今年はブラックダイアルにホワイトのインダイアルが組み合わされた、“逆パンダダイアル”モデルが追加された。ステンレススティール製および18Kムーンシャイン™ゴールド製の、2モデルが同時に発表されている。

オメガ スピードマスター プロフェッショナル

オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ ブラック ホワイト」Ref.310.30.42.50.01.004
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42mm)。50m防水。147万4000円(税込み)。

オメガ スピードマスター プロフェッショナル

オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ ブラック ホワイト」Ref.310.60.42.50.01.002
手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。18Kムーンシャイン™ゴールドケース(直径42mm)。50m防水。697万4000円(税込み)。

 なお、ブラック×ホワイトの組み合わせは、2017年に#SPEEDYTUESDAY(腕時計専門のWEBサイト「Fratello Watches」が2012年より、毎週火曜日にスピードマスターを取り上げる際に使ったハッシュタグで、現在はスピードマスター愛好家にも浸透し、さらにオメガ自身も火曜日を狙ってスピードマスターの新作発表を行なっている)へのオマージュとして登場した「スピードマスター “スピーディ チューズデー” リミテッド エディション」といったごく一部のモデルに止まってきた。そのため直径42mmの非対称ケースや、2本のポリッシュ仕上げのラインが入ったブレスレット等、スピードマスターのスタイルはそのままであっても、どこか新しさを感じさせる意匠に仕上がった。

オメガ スピードマスター プロフェッショナル

風防にはサファイアクリスタルが使われているため傷が付きにくく、長く美観を保つことができる。

 そんな新しいダイアルは2枚のプレートで構成されており、ブラックはにニス塗装とラッカー仕上げが施され、その後ポリッシュがかけられている。ホワイトのインダイアルもニス塗装とラッカー仕上げにより製造されており、ロジウム仕上げのフレームで囲われることで、奥行きが強調されている。ブラックダイアルにはホワイトで、インダイアルにはブラックでスケールが転写されている。

オメガ スピードマスター プロフェッショナル

空に輝く月からインスピレーションを得た、オメガ独自の合金、18Kムーンシャイン™ ゴールド。従来の18Kゴールドよりも経年変化に強いという特徴も持つ。クロノグラフ秒針を除く針とアワーマーカーは18Kムーンシャイン™ゴールド製で、クロノグラフ秒針はPVDによるムーンシャイン™ゴールド仕上げがあしらわれている。

 ベゼルリングはセラミックス製で、タキメータースケールはホワイトエナメルによって施された。現代的な素材が使われる一方で、ドットオーバー90やドットダイアゴナルトゥ70といった、かつてのムーンウォッチにあしらわれた仕様がベゼルに盛り込まれている。

 ムーブメントはこれまでのスピードマスター ムーンウォッチ同様、手巻きのCal.3861が搭載されている。1万5000ガウス超の耐磁性能に代表される、優れた性能を有したマスター クロノメーター認定ムーブメントであり、どちらのモデルもシースルーバックからこのムーブメントを観賞することができる。

オメガ スピードマスター プロフェッショナル

スピードマスター ムーンウォッチは伝統的なソリッドバックのほか、シースルーバックが用意されており、“逆パンダダイアル”の新作モデルはシースルーバックが採用されている。


ミラノ・コルティナ2026モデル第4弾となる「シーマスター ダイバー300M」

 2月6日〜22日までの17日間にわたってイタリアで開催された、「ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック」。この国際的なスポーツ大会のオフィシャルタイムキーパーを務めるオメガは、毎回開催を記念するモデルをリリースする。今大会では、ミラノ・コルティナ2026パラリンピックも含め、2025年に3モデルが登場しており、2026年には第4弾としてこの「シーマスター ダイバー300M ミラノ・コルティナ2026」がラインナップに加えられた。なお、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックまであと2週間のタイミングでのリリースだった。

オメガ シーマスター ダイバー300M ミラノ・コルティナ

オメガ「シーマスター ダイバー300M ミラノ・コルティナ2026」Ref.522.92.44.20.04.001
自動巻き(Cal.8806)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。セラミックス×Tiケース(直径43.5mm、厚さ14.37mm)。300m防水。148万5000円(税込み)。

 大きな特徴は、ホワイトをまとった外装だ。ケース、ベゼル、ダイアルはホワイトカラーのセラミックス製となっており、ミラノ・コルティナ2026が開催された冬季の、雪景色を彷彿とさせる。

 そんな冬の情景は、ダイアルのパターンにも落とし込まれている。ホワイト一色ではなく、レーザーによるフロスト加工が施されており、ミラノ・コルティナ2026のエンブレムにある「26」から着想を得たパターンが浮かび上がる様は、まるで雪面を指でなぞったかのような雰囲気となっているのだ。このパターンは前年に発表された「スピードマスター 38」のミラノ・コルティナ2026オリンピックおよびパラリンピックモデルにも採用された。

オメガ シーマスター ダイバー300M ミラノ・コルティナ

レーザーによってベゼルに加工されたポジティブレリーフのダイビングスケールも目を引く。

 なお、ベゼルやケースバック、ヘリウムエスケープバルブ等の一部のパーツはグレード5チタンで製造されている。セラミックスと併せて優れた耐食性や軽量さを備えているため、冬のみならず、夏場に軽快に装着するのにも好適だろう。

オメガ シーマスター ダイバー300M ミラノ・コルティナ

チタン製のケースバックにはミラノ・コルティナ2026のエンブレムが刻印されている。

 搭載されるムーブメントは、マスター クロノメーター認定の自動巻きCal.8806。シースルーではないのでムーブメントは見えないものの、ケースバックにはミラノ・コルティナ2026のエンブレムがあしらわれており、特別感を楽しめる仕様と言える。



Contact info: オメガ Tel.0570-000087


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