オリエントスターを持つ「3つのよろこび」

2017.12.07
オリエントスター スケルトン RK-DX0001S
オリエントスターの代表とも言えるスケルトンの、ひとつの頂点を成すモデル。スモールセコンドのインダイアルも、大きく肉抜きできているのは、秒針をカナ車で回すという特異な設計の恩恵である。実用機でありながら、豊かな透明感を手に入れたCal.46系のスケルトンは、シルバーカラーをまとう。ブルーの針との組み合わせで現代的に装い、ビジネスシーンでも有用だ。植字インデックスは、ダイヤモンドカットによる煌めきが美しい。この価格帯では異例の手縫いの本ワニ皮革ベルトを備える。手巻き(Cal.48E52)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS(直径39mm)。5気圧防水。24万円。

進化する国産メカニカルウォッチの真価

 時計界の「輝ける星」になるとの想いをコレクション名に託す--「オリエントスター」が誕生したのは1951年。以来、機械式の技術を受け継いできた国産時計の〝スター〞に、星と同じく天空で輝く月の姿が寄り添った。「オリエントスター メカニカルムーンフェイズ」は、新開発した月齢表示モジュールをダイアルの下に潜めたモデルである。「輝ける星」を目指し、新たなチャレンジを続けるオリエントスターは、その時計製作に「3つのよろこび」というテーマを掲げる。ひとつは「着ける悦び」、もうひとつは「魅せる喜び」。これらふたつのよろこびをユーザーに届けるため、一段と上質な仕上げがディテールに与えられた。例えば、「メカニカルムーンフェイズ」が備える分針と秒針は、ダイアル外周の目盛りにしっかりと届くように、針先を細く、長く伸ばした様子が美しい。

 新たに備えた月齢表示機構のディスクは、深いブルーを背景に銀色の星と金色の月が艶やかなコントラストを成す。それと重なる9時位置の小窓は、機械式ならではのステージ。四半世紀以上、オリエントスターが取り組んできたスケルトン加工によって、時をカウントするテンプの動きを〝魅せる〞。モジュールを追加した分、テンプの位置は既存の「セミスケルトン」よりダイアルからわずかに奥まった。そこで、地板に美し時く加工されたパーツを付けることで仕上げも変えて、〝魅せ〞方を再考したディテール操作が巧みだ。

 そのテンプが載るムーブメントもブラッシュアップされた。ベースとなるのは、1971年初出のキャリバー46系。耐久性に優れた実用機が2017年、審美性も高めたのだ。主要なネジはブルースティールに変更され、ローターとブリッジのエッジは、ダイヤモンドカットによって煌めきを放つ。さらに、組み立てに時間をかけ、今までより精度を高めてもいる。

 同じキャリバー46系の手巻きを用いた「オリエントスター スケルトン」は、まさに〝魅せる〞に特化したシリーズだ。ギリギリまで肉抜きすることで豊かな透明感を湛えた実用機らしからぬ美観は、2016年の登場時、ゴールドカラーをまとっていた。対して新作は、シルバーカラー。ブルーの針との組み合わせで、ダイアルは静謐でモダンな印象へと変貌した。

 そして「3つのよろこび」最後のひとつは、「繋ぐ慶び」。国産機械式時計の技術を途切れず繋いできたオリエントスターには、まさにふさわしい。機械式時計であるオリエントスターは、オーナーの想いや温もりさえも次の世代に受け継いでいくことができる。

 外装もムーブメントもサービスも価格以上のオリエントスターは、お金には換算できない〝3つのよろこび〞を持つ人に与えるのだ。

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詳しくは、下記URLをご参照ください。
http://www.epson.jp/orientstar_2017