
ローマン・ゴティエの工房からクルマで約1時間半、ラ・ショー・ド・フォンとル・ロックルを結ぶ小高い丘の中腹に、G&Fシャトランがある。もともとブレスレットを製作していた同社は、やがてケース製造に進出。シャネルの傘下に収まった後は、ハイテク セラミックケースの製造も行うようになった。
1947年創業のG&Fシャトランは、かつて時計用のブレスレットメーカーだった。80年代以降はシャネルのプルミエールにケースを作り、2000年代半ば以降は、J12向けにハイテク セラミックを製作するようになった。しかし、ブレスレットメーカーという出自は、このメーカーが作るブレスレットを今なお格別なものにしている。G&Fシャトランの設計室では、モニターの前に設計者たちが座っている。そのひとりが、「コード ココ」のしなやかなブレスレットの秘密を明かしてくれた。
その年の新作モデルや、機構、仕上げの完成度など、毎回決められたテーマの中から、優れた10本を時計ジャーナリストたちが選出します。
クロノスドイツ版の人気連載「TEST」の翻訳記事。腕時計のデザイン、機能などをポイント性によって評価します!
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