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世界のウォッチパーソン紳士録 2018(1/4)

世界のウォッチパーソン紳士録 2018

Who’s Who of the World’s WATCH PERSONS in 2018

 毎年のように、人が入れ替わる時計業界。今、誰がどのような立場にいるのかは、実はメディア側の人間でも十分に把握できていない。
というわけで「世界のウォッチパーソン紳士録」を掲載する。
現在に至るまでの詳細なプロフィールに加えて、彼ら・彼女らがラグジュアリーウォッチビジネスで何を重視しているのかを記載。
一読すれば、現在を知るのみならず、未来の時計業界を予想する手掛かりも得られるはずだ。
※2018年6月時点での情報です。

[凡例] ①経歴 ②主な実績 ③初めて所有した時計 ④継続的に高級時計を売るには何が最も重要だと思うか?

Uwe AHRENDT ウヴェ・アーレント ノモス/CEO

1969年5月16日/ドイツ、グラスヒュッテ生まれ。①16歳でグラスヒュッテ・オリジナルに入社。その後、大学で機械工学と経済学を修め、工学と産業工学の共同学位を取得する。卒業後は、IWC、A.ランゲ&ゾーネなどで生産責任者を務め、2000年にノモスのCEOに就任。②技術革新に注力し、2014年、自社製脱進機「ノモス スウィング システム」を開発。18年には、デイト表示付きの超薄型自動巻きムーブメント「Cal.DUW 6101」を開発。③ ―― ④スマートウォッチの台頭など、時計市場でもデジタル化が進展していますが、反対に本物の職人技や伝統への憧れも高まっています。この感情はブランドにとっても必要なものです。ノモスは、高品質な機械式時計の需要は今後も続くと考えており、何十年にもわたって作り続けていきます。しかし、将来的にはデジタルネイティブのニーズと期待に適応することも課題でしょう。特に若い世代をターゲットにしているブランドには不可欠です。


Nicola ANDREATTA ニコラ・アンドレアッタ ティファニー スイス ウォッチ カンパニー/代表

1973年/イタリア生まれ。①1997年に経営・経済学の学士号を取得し、ミラノのカトリック大学を卒業。ヨーロッパやアジアのウォッチブランドの経理、オペレーション、生産、販売部門にて管理職ならびにコンサルタントとしての職務を果たす。2003年に35カ国でラグジュアリーウォッチの製造や配給を行う企業N.O.A.を創立し、オーナーおよび代表取締役を務める。13年、ティファニー スイス ウォッチ カンパニー代表に就任。②ティファニーのウォッチビジネスにおいて、開発から製造まで経営管理業務全般の指揮を執る。③ ―― ④ ――


Hajime ASAOKA 浅岡 肇  Hajime Asaoka Tokyo Japan/ファウンダー、マスターウォッチメーカー

1965年6月26日/神奈川県茅ケ崎市生まれ。①1990年、東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。1992年、浅岡肇デザイン事務所を設立し、2008年にトゥールビヨン腕時計を発表。16年、東京時計精密株式会社を設立。②2010年「トゥールビヨン#1」、13年「ツナミ」、14年「プロジェクトT」、15年「トゥールビヨン ピュラ」、17年「クロノグラフ」を発表。最新の「クロノグラフ」はコラムホイールとスライディングギアを搭載した古典的なクロノグラフ。③シチズンの機械式クロノグラフ。1970年代当時は機械式時計が衰退するものだと認識されていた時代で、とても安く手に入れることができた。④作家としてのイマジネーションを最大限に発揮し、新たなものを創造し続けること。そして現在ある時計をより高いクォリティで作り続けること。そのある意味相反することを、最大の力を注いで実現することだと考えている。


Olivier AUDEMARS オリヴィエ・オーデマ オーデマ ピゲ/取締役会副会長

1959年6月13日/スイス、ル・ブラッシュ生まれ。①オーデマ ピゲの創立者のひとり、エドワール=オーギュスト・ピゲの曽孫。子供時代には祖父のポール=エドワール・ピゲから時計工房の話を聞いて育ち、時計づくりの情熱が芽生える。素材物理関係の会社を経営の後、アメリカとアフリカを旅し、帰国後の1997年にオーデマ ピゲ取締役会メンバーに就任。2000年におばの後を継ぎ、管財人となる。② ―― ③ ―― ④ ――


Jean-Christophe BABIN ジャン-クリストフ・ババン ブルガリ/CEO

1959年4月6日/フランス、パリ生まれ。①パリのHECでMBA取得。P&G、ボストン・コンサルティング・グループ、ヘンケルKGaAを経て、2000年にLVMHグループ ウォッチ&ジュエリー部門タグ・ホイヤーのCEOに就任。同社の売り上げと収益を拡大させ、確固たるブランド基盤を確立。13年より現職。②ジュエリー、ウォッチ、アクセサリー、アイウェア、パルファン、ホテルとレストランを展開するブルガリの世界規模での発展に貢献。ウォッチ部門ではマニュファクチュールとしての成長と、より強固な基盤の確立を推進。③16歳の時、母がオルリー空港で買ってくれた70年代のタイメックスの自動巻きウォッチ。④高級時計とは、比類のない職人の技の結集です。高精度かつ、時代を超越した美しいデザインから生まれるものであり、それはまるで贅沢な車のようなものです。喜びとはスピードや時間ではなく、それを創造するために必要な豊かな心、そして、それをいかに驚くべきものにするかだと考えます。


Nicolas BARETZKI ニコラ・バレツキー モンブラン インターナショナル/CEO

1970年5月15日/フランス生まれ。①パリのHECで会計監査と経理の修士号を取得。1993年、デロイト・トウシュ・トーマツでジュニアコンサルタントとしてキャリアをスタート。98年、カルティエ インターナショナルへエグゼクティブディレクター直属の営業担当ディレクターとして入社。2002年、ジャガー・ルクルトへ移籍。13年6月、モンブラン インターナショナル販売部門執行副社長に就任。17年4月より現職。②2018年、160周年を迎えるミネルバの歴史にフォーカス。新作の「モンブラン 1858」では1920~30年代のミリタリーウォッチをテーマに、5000ユーロ台でも購入できるモデルを投入。 ③ ―― ④歴史と時計製作の正統さを継承し、現在成功している自社のデザインアイデンティティを保ちながら、新たな高みを目指してイノベーションを推進。すべての商品カテゴリー(時計・筆記具・レザーなど)にまたがるルールを再構築し、モンブラン愛好家の新世代に衝撃を与えること。


Felix BAUMGARTNER フェリックス・バウムガルトナー ウルベルク/マスターウォッチメーカー、共同創業者

1975年8月8日/スイス、シャフハウゼン生まれ。①時計師一家のもとに誕生。子供時代は修復アトリエで時計に囲まれて育つ。1995年にゾロトゥーンのウォッチスクールを卒業し、独立時計師を志してジュネーブへ。97年、マーティン・フレイと共にウルベルクを創設。②1998年にAHCI(独立時計協会)へ属し、「UR-101」をバーゼル・フェアで発表。2005年、ハリー・ウィンストン「オーパス5」を発表。10年、11年、14年にGPHGグランプリを受賞。14年、「UR-106」がウォッチ・オブ・ザ・イヤーを受賞。③シャフハウゼン生まれの自分にとっては必須のIWCを両親からプレゼントされました。人生最初の貴重で高価な贈り物でした。④創造性と情熱です。人々は現実のつながりを時計で感じる必要があります。時計は毎日・毎時間と半永久的にあなたに寄り添うアイテムです。それはいつしかあなた自身になります。だから、あなたはそれによって動かされる必要があるのです。


Bruno BELAMICH ブルーノ・ベラミッシュ ベル&ロス/共同創設者兼クリエイティブ・ディレクター

1965年9月13日/フランス、パリ生まれ。①フランスの国立工業クリエーション高等職業学校卒業。1989年から94年までニューカレドニアと香港の広告代理店で研修の後、フランスのデザインオフィスに勤務。92年、カルロス・A・ロシロと共にベル&ロスを創業。94年、ファーストコレクションを発表。②“四角いケースに丸”という飛行機のコックピットクロックをモチーフとした「BR 01」を航空時計の世界でベンチマークとなるまでに成長させた。デザイナーだけでなく、チームと共に、独自のエンジンやマシンを発案し続けている。シャネルとパートナーシップを締結。③16歳の時に父からもらった、Rudy MeyerデザインのLIP「ギャラクシー・ブラック」。④ラグジュアリーとは時間がかかるもので、アイコニックなデザインと高品質な部品が必要。さらに重要なのはすべて人の手が掛かっているものだと理解されること。現代の課題とは、新しい世代に向けての透明性とトレーサビリティだと思います。


Stéphane BELMONT ステファン・ベルモン ジャガー・ルクルト/メゾンヘリテージ&レアピース ディレクター

1966年9月22日/フランス、ブザンソン生まれ。①スイス連邦工科大学ローザンヌ校卒業後、1992年にIWC入社。99年、ジャガー・ルクルトのマーケティングディレクターに就任する。その後、製品開発やコミュニケーション部門などを経て、09年より現職。②ジャガー・ルクルトをヨーロッパの時計メーカーから世界的なブランドへと転換。複雑機構を搭載するハイブリス・メカニカ®コレクションの開発チームを指揮。ランデヴー・コレクションをレディスラインに加え、拡大した。③1970年代のイエマ「スーパーマン」。④強いアイデンティティと個性的なコンテンツを持った製品であることが鍵だと思います。また、デザインと機構のいずれにおいても、年月を超えて、何世代にもわたって続いていくものであるべきでしょう。さらに、伝統的な製品に、発見の感動を刺激するような、ちょっとしたサプライズを加えていくためにも、技術革新は成功の重要な要素であると思います。


François-Henry BENNAHMIAS フランソワ-アンリ・ベナミアス オーデマ ピゲ/CEO

1964年7月24日/フランス、パリ生まれ。①プロゴルファーとしてキャリアをスタート。フランスゴルフツアーでランキング25位まで上り詰めた後、高級ファッション業界に転身。1994年にオーデマ ピゲのフランス支社に入社。99年、オーデマ ピゲの北米支社の社長兼CEOに就任。2003年、ニューヨーク57番街ブティックのオープンに携わり、06年にはフロリダ州マイアミにあるバル・ハーバーのオープンも手掛けた。12年にはオーデマ ピゲ本社の暫定CEOに任命され、13年1月から現職。②オーデマ ピゲ社内のチーム力の構築に尽力。トップからボトムまで社員の誰もがブランドの戦略と行き先を知り、他の人と協力しながら働くことを重視してきた。③16歳の時にゴルフ仲間から購入したロレックスの腕時計。これほどに憧れた腕時計はありませんでした。④若い世代にブランド価値を伝えること。彼らと感情を共有し合うことがひとつの鍵だと考えます。


Elie BERNHEIM エリー・ベルンハイム レイモンド・ウェイル/CEO

1980年12月31日/スイス、ジュネーブ生まれ。①ローザンヌホテル学校を卒業後、2006年、レイモンド・ウェイルに入社。14年より現職。②家族経営の3代目として、時計の価値に対するこだわりを貫き、時計製造のノウハウとブランドの遺産を着実に継承する。17年には、セリタと共同で自社ムーブメントCal.RW1212を開発。“ミュージック&アート”をコンセプトに掲げ、ビートルズやデヴィッド・ボウイなど、有名アーティストとのコラボレーションモデルを製作する。③もちろんレイモンド・ウェイルの時計です。祖父から「W1」を贈られました。④時計製造に込める想いと創造性です。誰もがレイモンド・ウェイルの時計を楽しむことができるよう、手頃な価格でユニークかつ洗練された時計を提供しながら、私たちは引き続き独立系ブランドとして、ダイナミックかつ革新的である方法を探求し続けていきます。


Jérôme BIARD ジェローム・ビアール コルム、エテルナ/CEO、CWJ欧州委員会エグゼクティブディレクター

1963年8月17日/フランス、アヴィニョン生まれ。①ジラール・ペルゴで、インターナショナル・セールス・ディレクター、カルティエでスイス市場のマーケティングを経験する。2017年、複数のスイスの時計ブランドを傘下に収めるシティチャンプ・ウォッチ&ジュエリーの欧州時計部門CEOに就任。コルムとエテルナのCEOも務める。②ブランドの長所と短所に沿った投資戦略を策定。流通の面では、コルムの主力コレクションである「ゴールデンブリッジ」「アドミラル」に注力。「バブル」「ヘリテージ」では、創造的な製品の開発を進める。③7歳の時に両親からもらった、ティソのブルーダイアルのデイト表示付き3針時計。④創造性と、市場にもっと耳を傾けること。そして若い世代の購買プロセスの変化を予期することだと考えます。


Jean-Claude BIVER ジャン-クロード・ビバー LVMHグループ ウォッチディヴィジョン/プレジデント、タグ・ホイヤー/CEO、ウブロ/会長、ゼニス/取締役会会長

1949年9月20日/ルクセンブルク生まれ。①ローザンヌ大学でビジネスを専攻し、オーデマ ピゲ、オメガ、ブランパン、スウォッチ グループを経て、2004年、ウブロのCEOに就任。05年に「フュージョン(融合)」を新コンセプトに掲げた「ビッグ・バン」コレクションを発表。10年、時計界のノーベル賞といわれるガイア賞「2010 Entrepreneurship(経営者)」を受賞。12年よりウブロ会長に就任。②ブランパンの再建に携わる。オメガの再建に理事として、そして製品とマーケティングの責任者として携わる。10年間でウブロの売り上げを約15倍伸ばした。2014年1月、LVMHグループ ウォッチ部門のプレジデントに任命され、同年12月からはタグ・ホイヤーCEOに就任。また、ウブロ、ゼニスも統括。タグ・ホイヤーにおいては2015年より“手の届く贅沢”に再フォーカスし、コネクテッドウォッチを発表した。③ ―― ④ ――


Tino BOBE ティノ・ボーべ A.ランゲ&ゾーネ/製造責任者

1969年/ドイツ、ドレスデン生まれ。①グラスヒュッテ職業訓練学校を卒業後、地元のドレスデン工科大学へ入学し、精密機械工学や電気工学を専攻する。卒業後、バイエルンにある研究所に就職。1999年、A.ランゲ&ゾーネに入社。設計、R&D(研究開発)、製造、技術、時計師の訓練など、さまざまな部門で経験を積み、エンジニアとしての実力を十分に陶冶した後、2014年より現職。②ランゲを語る上で欠かせない最高の品質レベルを常に保証しながら、30以上のムーブメントを製造することができるように、生産プロセス全体の構造、組織、専門技術を発展させてきた。新ファクトリーのさまざまなプロセスも確立。③子供の頃、時計師の店のウインドーをのぞきに1カ月間毎日通い続けてから買ったRuhlaの機械式懐中時計。④価値ある革新とさらなる技術発展を推し進めるために“決して立ち止まらない”こと。常にクォリティとエクスクルーシビティを保証すること。


Nicolas BOS ニコラ・ボス ヴァン クリーフ&アーペル/CEO

1971年12月16日/フランス、パリ生まれ。①1992年、カルティエ現代美術財団からリシュモン グループでのキャリアをスタート。2000年にヴァン クリーフ&アーペルのクリエイティブ・ディレクター兼マーケティングディレクターに就任。02年、ヴァイス プレジデント兼クリエイティブ・ディレクターに、10年にヴァン クリーフ&アーペル アメリカ プレジデントに就任。13年1月1日より現職。2017年、リシュモンのシニアエグゼクティブ委員に任命される。②2006年のポエティックコンプリケーションや2017年のオートマタ フェ オンディーヌの発表。③1980年に手にしたメロディーアラーム付きのカシオのデジタルウォッチ。スターウォーズなどの選曲があり、大好きだった。④人々に夢を見させること、そして時への情熱を忘れないこと。


Piero BRAGA ピエロ・ブラーガ  グッチ タイムピーシズ & ジュエリー/プレジデント & CEO

1970年9月15日/イタリア生まれ。①2005年、ヨーロッパ ホールセール ディレクターとしてグッチに入社。06年、EMEAI(ヨーロッパ、中東、アフリカ、インド)ホールセール & フランチャイジング ディレクターに就任。15年3月、インダイレクトチャネルおよびトラベルリテール シニア バイスプレジデントに就任。16年10月より現職を兼務する。②2015年にクリエイティブ・ディレクターに就任したアレッサンドロ・ミケーレによるグッチの新しい世界観を反映した、独創的かつ大胆なデザインのコレクションを拡充する。③イタリア空軍の時計。④高いクォリティとクリエイティビティが融合した時計を創り出すことです。新しいコレクションには、一目でグッチの時計だと分かる特徴的なデザインを採り入れ、グローバルファッションリーダーとしてのブランドのDNAを映し出しています。


Daniel BRAILLARD ダニエル・ブレラード ボーム&メルシエ/COO

1965年9月24日/スイス、ローザンヌ生まれ。①10年間ほど土木建築の業界に勤めた後、1991年に時計業界におけるキャリアをプライベートブランドで始める。99年にリシュモン グループに入社し、ボーム&メルシエ、モンブラン、ダンヒルの開発チームを指揮。その後、ボーム&メルシエのインダストリアルディレクターに就任。2002年にヌーシャテルのブレネのファクトリーオープンに貢献。06年にインターナショナルカスタマーサービスを統率。13年より現職。②時計の開発から流通、そしてアフターサービスに至る、製品ライフサイクルを統括。③スイスの狩猟場の美しいイラストが描かれた、祖父の名前入りの銀の懐中時計。祖父から父へ贈られたものを、私が腕時計業界で仕事を始めるにあたり譲り受けた。④デザインが美しくエレガントであるだけでなく、確かな品質、信頼性、そして耐久性を持たなければならない。さらに、公正な価格で販売されることが重要である。


Matthias BRESCHAN マティアス・ブレシャン ラドー/CEO

1964年9月17日/オーストリア、ケルンテン生まれ。①セールスとマーケティング分野において経験を積み、その後、ハミルトンのCEOを7年間務める。2011年より現職。②ハイテクセラミックスによるモノブロック構造を、初めて時計に採用する。ブルー、ブラウン、グリーン、グレーのカラーセラミックスを開発し、コレクションを多様化する。③スウォッチ。④革新を決して止めないことです。ラドーの創設者は、「想像できるなら、それを作ることができる。そして作ることができるなら、私たちは必ずそれを作る」と言いました。長年にわたって、ラドーは多くのことが変化しましたが、このブランド哲学は変わっていません。私たちは、時計製造の世界において、先駆的な素材やデザインの開発の最前線に立ち続けるつもりです。


Gregory BRUTTIN グレゴリー・ブルタン ロジェ・デュブイ/プロダクト・ストラテジー・ディレクター

1977年5月4日/スイス生まれ。①スイス、ヌーシャテルのエンジニアリング・スクールでウォッチメイキングの理論を学ぶ。ロレックス、パテック フィリップ、ショパールなどでのインターンシップで、マイクロエレクトロニクスの経験を積み、2002年、ムーブメントの設計者としてロジェ・デュブイに入社。自動巻きのムーブメント、クロノグラフ、ミニッツリピーターや、スケルトンムーブメントの開発を担当し、06年テクニカル部門責任者、09年4月ムーブメント開発トップ、11年8月ムーブメント開発ディレクターに就任。その後、R&D ウォッチメイキング ディレクターを経て、現在はロジェ・デュブイのプロダクト・ストラテジー・ディレクターを務める。②ロジェ・デュブイ入社当初からダブルトゥールビヨンの開発に携わる。ムーブメント開発トップに就任以降は、高品質のムーブメント開発に取り組み続ける。③カシオ「カリキュレーター」。④デザインと本物の技術との良いバランスを持つこと。


Mathias BUTTET マティアス・ビュッテ ウブロ/研究開発ディレクター

1964年7月27日/スイス、ローザンヌ生まれ。①1986~94年、ヌーヴェル・レマニアで技術部のマネージャー、94~99年、ヴァシュロン・コンスタンタンにて研究開発マネージャーをそれぞれ務め、2000年からフランク ミュラーにおいても同部署を経験し、04年にBNB Conceptを設立。創業時からCEOを務め、10年から現職。②約50日間のパワーリザーブを擁する「MP-05 ラ・フェラーリ」「メカ-10」をはじめとしたコンプリケーションムーブメントのほか、独自素材を用いたマジックゴールドや鮮やかなレッドセラミックスのケース。③ブレゲとダニエル・ロートのトゥールビヨンウォッチ。④革新的なスピリットを持ち続け、ユニークで独創的なものとみなされるような商品を提供し続けること。私たちのアートピースがお客様の魂を揺り動かす限り、私たちは存在する価値を持つのです。感情に響かないのに、アートを高価格で欲しがる人がいるでしょうか。


Antonio CALCE アントニオ・カルチェ ソーウインド グループ/CEO、ジラール・ペルゴ/CEO

1967年4月19日/イタリア生まれ。①1994年、リシュモン グループにおいてピアジェの技術部門責任者を務める。97年、ピアジェとパネライの製品開発ディレクターに就任。2000年、パネライのジェネラル・ディレクターに就任。05年にコルムの副社長、07年に同社CEOに就任。15年よりソーウインド グループへ移り、現職に就任。② ―― ③ ―― ④ ――


Marie-Laure CÉRÈDE マリー=ロール・セレード カルティエ/タイムピース・クリエイション・ディレクター

①ESCPビジネススクールで修士号を取得した後、カルティエに入社し、ウォッチメイキング・プロダクト・マネージャーに就任。その後、他ブランドに移り、2016年カルティエに復帰。現在、ブランドのタイムピース・クリエイション・ディレクターとして活躍中。② ―― ③ ―― ④ ――


Anthony DE HAAS アントニー・デ・ハス A.ランゲ&ゾーネ/商品開発ディレクター

1967年/オランダ生まれ。①1989年にスイスのウォッチメイキングスクールを卒業。90年、セイコーオランダに入社。97年、IWCでアフターサービスを担当。99年、ル・ロックルのウォッチメーカー、グランデス・ソネリエーズの部門長に就任。2002年より、ルノー・エ・パピ(現オーデマ ピゲ・ルノー エ パピ)に入社。「トゥールボグラフ」開発の際、当時のA.ランゲ&ゾーネCEOであったファビアン・クローネに招聘され、04年に同社へ移籍。②2005年発表の「トゥールボグラフ “プール・ル・メリット”」以降、A.ランゲ&ゾーネのすべての製品開発を統括。ストップセコンドやコンスタントフォース・エスケープメントをはじめとした機構も開発し、2018年には「トリプルスプリット」を発表。③ ―― ④コレクターや目利きの人たちを感動させるような時計のための、新しい独創的なアイデアやコンセプトを“決して立ち止まらずに”開発し続けること。


Xavier DE ROQUEMAUREL ザビエル・デ・ロックモーレル チャペック/CEO

1969年5月9日/フランス、リヨン生まれ。①1993年より、マーズやメイベリンなど、メイク・コスメティックブランドからキャリアをスタート。2001年よりアパレル業界へ移り、ロエベでインターナショナルプロダクトマネージャーとしてメンズシューズ&アクセサリーを担当。その後、2004年からはエルメネジルド ゼニアでヨーロッパのマーケティング責任者を担当。2011年より時計業界へ転身し、エベルやコンコルドのブランドマーケティングと副社長を務める。2013年、デジタルウォッチブランドのAdrenaline digitalのパートナー&最高経営責任者に就任。2013年より現職。②Czapekの再生において、無事に1000万スイスフランの評価を達成し、15カ月にわたる営業活動の後、利益を確保した。③スウォッチです! ④刻々と完璧を目指して懸命に努力すること。


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