一流のセレブたちは一体どんな腕時計を選ぶのか? 世界のセレブたちのプライベートなワンシーンを切り取り紹介する連載企画「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は、主演作品のプレス会見に現れた俳優ロバート・デ・ニーロの腕時計を紹介しよう!
ロバート・デ・ニーロが選んだ
F.P.ジュルヌ「クロノメーター・ブルー」
この写真は、アメリカ・カリフォルニア州のホテル「ザ ランガム ハンティントン パサディナ」において、主演を務めた映画『ウィザード・オブ・ライズ』のプレス会見に臨むロバート・デ・ニーロの姿だ。1975年に『ゴッドファーザー PART II』でアカデミー賞助演男優賞に、1977年に『タクシードライバー』でアカデミー主演男優賞に輝いてから、はや40年以上が経つ。写真が撮影された2017年1月で73歳になり、なお厚みを増す貫禄がこの写真1枚からどっしりと伝わってくる。
そんな彼の腕元に注目してみよう。
ジーンズのパンツに、ブルーのシャツとネイビーのジャケットという装いに合わせたのは、F.P.ジュルヌ「クロノメーター・ブルー」だ。
F.P.ジュルヌのPRに問い合わせたところ、こんなエピソードを教えてもらうことができた。
“この腕時計は、2016年12月に、ロバート・デ・ニーロ氏の奥様グレイス・ハイタワー氏より彼へクリスマスプレゼントとして贈られました。
ロバート・デ・ニーロ氏はF.P.ジュルヌの時計が好きで、中でも「クロノメーター・ブルー」は彼曰く、いつかは手に入れたい夢の時計だったそうです。
また彼は、自分のために素敵なプレゼントを贈ってくれた奥様のために、F.P.ジュルヌの時計を購入され、プレゼントされたそうです。”
夫婦でF.P.ジュルヌを贈り合うという、なんとも仲睦まじく、羨ましい話である。
クロムブルー文字盤にクリーム色のアラビア数字が映える、一見シンプルなデザインの「クロノメーター・ブルー」。7時半位置のスモールセコンドにはサークル状のギヨシェ彫りが施されており、トランスパレントバックからは18Kローズゴールド製のムーブメントを鑑賞できる。ケース素材には、密度16.3g/cm³という強靭さゆえに加工が難しいタンタルが使用されるなど、玄人向けの1本と呼べるだろう。
大御所俳優ロバート・デ・ニーロの、細部までの目利きぶりがうかがえる、渋いチョイスだ!