時計愛好家の〝旅〟に寄り添う 「Watch Collection」というポートフォリオ

FEATURE本誌記事
2021.02.04

時計愛好家の悩みのひとつが、増えすぎた時計の情報を一括で管理できないこと。そんな人にこそ使ってほしいのがChrono24の提供するユニークなサービス、Watch Collectionだ。これは所有する時計の詳細な情報だけでなく、その推定価格の推移などをチェックできるものだ。

 今や世界最大級の時計売買プラットフォーム、Chrono24。世界中の時計が見られることに加えて、使い手に不安を与えない仕組みや、使い勝手に優れるさまざまなサービスは、他社の追随を許さない。中でも、時計の価格がすぐ分かる「Watch Collection」は、極めて〝使い出〞のあるサービスだ。

Watch Collecitonに表示されるデータの一部。これはある著名な時計の例。アンティークには情報のないものもあるが、新しいモデルや定番に関しては一通りの情報をチェックできる。データは極めて正確なうえ、ムーブメントの石数やパワーリザーブまで掲載されている。世界で最も充実したこのデータベースと、これまでのChrono24での実績、現在出品されているモデルなどから推定価格は算出される。

 操作は実にシンプルである。アプリケーション版を例に取ると、Chrono24のアプリをダウンロードし、Watch Collectionのアイコンをタップすると、Chrono24上で自分が購入した時計の相場を確認できる。加えてこのサービスは、Chrono24で買っていない時計や、実際に持っていない時計の相場も見られるようになった。つまりあらゆる時計の値段が分かるということだ。そのWatch Collection上で表示されるのは、推定価値と利益/損失、そして購入価格と推定価値の比較。これを最長、3年、2年、1年、6カ月、3カ月、1カ月のスパンでチェックできる。

 このサービスを愛用している筆者からすると、時計の推定価格はどれも的確である。理由は、極端なパラメーターを排除しているため。あるディーラーが、市場価値を見るため毎日チェックする、と言ったのも納得の精度だ。筆者の所有する時計の総価格は、昨年の3月16日と比較して、12%上がったらしい。あるモデルに至っては35%もの上昇である。仮に売りたくなったら、アイコンを押せばすぐChrono24に出品できるのも面白い。

 残念ながら、日本でまだこのサービスを利用している人は少ないようだ。しかし、自分の持っている時計を、資産という切り口で見せてくれるこのサービスは非常に魅力的である。時計愛好家なら、ぜひトライされたし。時計に対する新しい見方が加わることは間違いなし、だ。

ある時計の推定価格の推移。10年前には75万円程度だった推定価格が、今や150万円を超えるようになった。ちなみにこれはアプリケーション上での表示。もちろんPCでも同じように使える。また、データベースにない時計は、自身が入力して登録することも可能だ。

Contact info: https://www.chrono24.jp
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