ウブロを選ぶならウニコ。自社開発ムーブメントを選ぶメリットとは?

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2022.03.15

ウブロの「ビッグ・バン」が気になっているなら、ウニコ搭載モデルについても理解を深めておく必要がある。ムーブメントの特徴や魅力を知れば、ビッグ・バンの中からお気に入りのモデルを選びやすくなるだろう。ウニコのスペックや歴史、搭載機の特徴を紹介する。


ウブロの自社開発ムーブメント「ウニコ」とは

ウニコはウブロ初の自社製クロノグラフムーブメントである。名前の由来や歴史など、まずはウニコの基本をおさらいしておこう。

ウニコの由来と意味

ムーブメントに名付けられた「ウニコ(unico)」とは、スペイン語で「ユニーク」や「唯一」を意味する言葉である。英語の「ユニーク(unique)」と同義だ。

言葉の意味が示すとおり、ウブロの自社開発・製造自動巻きクロノグラフムーブメントである「ウニコ」は、その斬新な構造に大きな特徴を持つ。時計通をもうならせる精密な設計思想で開発されているのだ。

ハイテク技術を製造に取り入れているのも、ウニコの強みである。精密性が求められる作業に自動化装置を用いることで、高い精度を実現している。

ウニコの誕生と功績

約4年の歳月をかけて開発された、ウブロ初となる自社開発・製造のクロノグラフムーブメント「ウニコ(Cal.HUB1242)」。フライバック機能に加え、パワーリザーブは約72時間を実現。マニュファクチュールブランドとしての評価を獲得するきっかけとなったムーブメントだ。

1980年にスイスで誕生したウブロは、創業後しばらくムーブメントメーカー最大手「ETA(エタ)」社の汎用ムーブメントを採用していた。

しかし、2005年に発表した「ビッグ・バン」の大ヒットを受け、ウブロも自社製ムーブメントの開発を開始する。約4年の歳月をかけて完成したのが、ブランド初の完全自社製クロノグラフムーブメント「ウニコ」である。

ウニコは業界から高い評価を受け、ウブロが優れたマニュファクチュールブランドとして認められるきっかけとなった。2018年には、小型機用に開発された「ウニコ2」を発表している。

ウニコの発表から約9年、スモールサイズモデルに搭載することを想定してデザインされたのが「ウニコ2(Cal.HUB1280)」。基本性能はウニコを継承しているが、ムーブメントの厚さは約1.3mmものスリム化を達成した。


ウニコ搭載モデルを選ぶメリット

ウニコは、デザイン面と機能面のどちらにおいても高い評価を受けている。どのようなメリットがあるのか、それぞれの具体的な内容を見てみよう。

斬新なディティールを楽しめる

ウニコ搭載モデルを選ぶメリットのひとつに、斬新かつ複雑なディテールを楽しめることが挙げられる。300を超えるパーツが緻密に組み立てられた様子を、表や裏からじっくりと鑑賞できるのだ。

「見せる」時計を意識しているからこそ、ウニコの製造には妥協がない。すべてのディテールを精密に設計することで、機能性に優れるだけでなく美観をも携えているのである。

職人の手作業により丁寧に作り込まれたウニコは、工芸品と言いたくなるほどの完成度。メカニカルな見た目の時計が好きなら、大きな魅力を感じられるだろう。

信頼性の高いスペックで快適に使える

ウニコが高いスペックを有している点も大きなメリットだ。約72時間のパワーリザーブや2万8800振動/時の振動数など、高精度とされるスペックを確保している。

多くの高級クロノグラフに共通するコラムホイール式の採用も、ウニコ搭載モデルの強みである。量産性の高いカム式と比べ、プッシュボタンをより安定的かつスムーズに作動させられる。

ウブロの技術力を凝縮させたウニコ搭載機は、信頼性や快適性の高いモデルを探している人にもおすすめだ。