ティソ「ティソ シデラル」は、カラフルなデザインと軽量が自慢の新作ウォッチ

FEATURE本誌記事
2023.08.09
PR:TISSOT

ティソの70年代のアイコンである「シデラル S」が復活した。 クロノメーターオリジナルの特徴であったパンチングメッシュのラバーストラップに、フォージドカーボンが組み合わされ、現代的に進化している。

ティソ シデラル

ティソ「ティソ シデラル」
1970年代のシデラル Sの雰囲気そのままに、フォージドカーボンを採用したモデル。オリジナルに準じたラバーストラップは、尾錠のないクリップシス
テムも引き継ぎ、ビビッドなカラーリングとともに本作のアイコンとなっている。
自動巻き(Cal.パワーマティック 80)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ最長80時間。SS×フォージドカーボン(直径41mm、厚さ14.4mm)。300m防水。各14万4100円。
Photographs by Masanori Yoshie
Text by Shin-ichi Sato
Edited by Yuto Hosoda (Chronos-Japan)
[クロノス日本版 2023年9月号掲載記事]


カラフルに復活する70sスポーティー

 1970年代らしいスポーティーなデザインと軽量で堅牢なフォージドカーボン×SSケース、最長80時間のロングパワーリザーブを誇るキャリバーパワーマティック 80を搭載した「ティソ シデラル」が発売された。本作はグラスファイバー製腕時計の系譜である「シデラル S」を再解釈したモデルである。

 近年、再注目される70年代の時計デザインは多様性の爆発のような様相があるが、幾何学模様を取り入れたコントラストの高いダイアルデザインや新技術の積極的な採用はその潮流のひとつであり、ティソ シデラルはこれらの要素を色濃く備えている。シデラル Sを引き継ぐダイアルデザインは、計測器の表示を思わせるリング状に並んだインデックスによるスポーティーなルックスが特徴だ。

SS製インナーケースをフォージドカーボンで包む構造。高い防水性能やロングパワーリザーブを備えながら15万円を切るプライスは魅力的だ。ラグのないデザインも1970年代に見られたもので、縦幅の短縮が着用感の向上に寄与する。

 一方、シデラル Sのケースが当時としては画期的なグラスファイバー製であったのに対し、本作ではフォージドカーボンを採用している。これはスポーツカーのフレーム等への採用で注目を浴びた技術で、短いカーボン繊維を金型で押し固めたものだ。同じ材質で復刻するのではなく、新素材の採用というコンセプトそのものを受け継いでいる点は、本作の立ち位置を表している。その効果により軽量かつ堅牢な仕立てで、300mの防水性能を実現する。

 また、ビビッドカラーのラバーストラップも引き継がれ、軽量なケースと相まった軽快な着用感を生み出す。これらにより、本作はアウトドアアクティビティで活躍してくれることだろう。

 70年代デザインといえば「ティソ PRX」が人気を集めている。これに対してティソは、また違った、しかし70年代らしさにあふれたティソ シデラルを発表した。魅力的かつ実用性の高い選択肢が増えたことを大いに歓迎したい。



Contact info:ティソ Tel.03-6254-5321
TISSOT Sideral公式サイト:
https://www.tissotwatches.com


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