グランドセイコー初の機械式クロノグラフ「テンタグラフ」が、2023年度グッドデザイン賞を受賞

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2023.10.23

グランドセイコー初の機械式クロノグラフ「テンタグラフ」が、2023年度グッドデザイン賞を受賞した。審査委員からは、高い精度やロングパワーリザーブがもたらす、時を刻む道具としての信頼感と、普段使いにも相応しい落ち着いたデザインであることが高く評価された。


評価ポイントは、時を刻む道具としての信頼感と、普段使いにも相応しいデザイン

 Watches & Wonders 2023で発表された、グランドセイコー初の機械式クロノグラフ「テンタグラフ」。登場と同時に大きな話題となった本作が、2023年度グッドデザイン賞を受賞した。グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みだ。グランドセイコーはこれまでにも、「SLGH005(白樺モデル)」や「SBGR051」などで同賞を受賞してきた。

グランドセイコー「テンタグラフ」

2023年度グッドデザイン賞を受賞した「テンタグラフ」。グランドセイコー初の機械式クロノグラフとして登場したモデルだ。エボリューション9スタイルの採用によって、高い審美性、視認性、装着性を誇る。ケースとブレスレットに用いたブライトチタンが、軽快な着け心地をもたらしている。

 テンタグラフの名は、“Ten beats per second, Three days, Automatic chronograph”に由来する。つまり、10振動で3日間のパワーリザーブを備える自動巻きクロノグラフというわけだ。これまでグランドセイコーにラインナップしていたクロノグラフは、いずれもスプリングドライブムーブメントを採用したものであった。本作では、デュアルインパルス脱進機を備えた機械式自動巻き3針ムーブメントCal.9SA5をベースに、ダイアル側にクロノグラフモジュールを追加することで、優れた基本性能と、正確な計測と操作性、耐久性を持ち合わせたクロノグラフに仕上げている。

 ケース形状はセイコースタイルを進化させたエボリューション9スタイルに則り、光と影や平面と曲面を共存させた、日本的な美意識や自然観を体現させている。素材には、審美性と堅牢性を高めたブライトチタンを採用し、軽量な着け心地も実現している。

グランドセイコー「テンタグラフ」

タキメータースケールを配したベゼルは、耐傷性に優れたセラミックを採用する。ダイアルには、グランドセイコーの工房から望む岩手山を彷彿させる、岩手山パターンが与えられている。自動巻き(Cal.9SC5)。60石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタン(直径43.2mm、厚さ15.3mm)。10気圧防水。181万5000円(税込み)。

 審査委員からは、高い精度やロングパワーリザーブがもたらす、時を刻む道具としての信頼感と、普段使いにも相応しい落ち着いたデザインであることが高く評価された。担当デザイナーは、ケースラインやダイアルデザインによって、“永く使用できること”、“装着性”、“視認性”を高めたことを語った。

 グッドデザイン賞受賞商品は、2023年10月25日(水)~同月29日(日)まで、東京ミッドタウンで開催される受賞展、GOOD DESIGN EXHIBITION 2023で展示される予定だ。



Contact info:グランドセイコー専用ダイヤル Tel.0120-302-617


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