シリコンウエハー製ダイアルを採用した意欲作、ルイ・モネ「アストロネフ・テクノ」登場

2024.03.10

ルイ・モネより、新作「アストロネフ・テクノ」が発表された。本作は、構造色の原理によって色味が変化するシリコンウエハー製ダイアルと、ダブルサテライトトゥールビヨンムーブメントを搭載したユニークピースだ。2024年秋発売予定。


ルイ・モネ アストロネフ テクノ

ルイ・モネ「アストロネフ・テクノ」
シリコンウエハー製ダイアルを採用するユニークピースだ。手巻き(Cal.LM105)。56石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。Tiケース(直径43.5mm、厚さ18.3mm)。1気圧防水。ユニークピース。価格未定。2024秋発売予定。


独自性、創造性、アート&デザイン、希少性を体現する意欲作

 ルイ・モネより、新作「アストロネフ・テクノ」が発表された。同社が掲げる独自性、創造性、アート&デザイン、希少性の4つのバリューを象徴するユニークピースだ。発売は2024年秋を予定している。

 強烈な印象を与えるカラフルなダイアルには、半導体の基板に用いられるシリコンウエハーが採用されている。表面の微細構造によって光が反射、干渉することで、角度に応じて変化する色彩を楽しむことが可能だ。

ルイ・モネ アストロネフ テクノ

シリコンウエハーは、現代の生活では欠かせない、半導体基板の素材だ。構造色の原理によってさまざまな表情を見せる。

 その上を周回するのが、同社が独自に開発したダブルサテライトトゥールビヨンだ。中央から伸びるブリッジで支えられたふたつのトゥールビヨンは、上側が時計回りに5分で1周、下側が反時計回りに10分で1周し、3分20秒ごとに互いにすれ違う。他に類を見ないほど複雑なムーブメントは、3年もの開発期間の末に誕生し、パーツ総数は471個、組み上げには1カ月の期間を要するという。

 このユニークな構造は、ケースサイドまで覆うドーム型サファイアクリスタル風防越しに楽しむことが可能だ。グレード5チタン製のケースは極限まで削ぎ落され、ラグにはオープンワークが与えられている。

ルイ・モネ アストロネフ テクノ

大型のカウンターウェイトを備えたふたつのトゥールビヨンキャリッジは、それぞれ異なる方向と速度でダイアル上を周回する。ケース全体を包み込むようなサファイアクリスタルによって、その動きを存分に鑑賞することが可能だ。

 リュウズの操作は、ケースバックに配されたファンクションセレクターとともに行う。セレクターを用いて主ゼンマイの巻上げと時刻調整の機能を切り替えることが可能だ。これによって、リュウズの引き出しに伴ってムーブメントにダメージを与えてしまうリスクを排除している。

 ストラップは、ルイジアナアリゲーターレザー製。脱着を容易にするフォールディングクラスプが装着されている。

ルイ・モネ アストロネフ テクノ

ケースバックには、ファンクションセレクターが配されている。セレクターの操作によって、リュウズの機能を切り替えることが可能だ。


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