アーミン・シュトロームのフルスケルトン構造の限定モデル「ワンウィーク チタニウム・スケルトン」

2025.05.25

アーミン・シュトロームが2025年新作として「ワンウィーク チタニウム・スケルトン」を発表した。世界限定100本のこの特別なモデルは、オープンワークダイアルが特徴的であるのみならず、チタンの採用や約7日間のパワーリザーブを備えることによって、高い実用性も獲得した1本となっている。

アーミン・シュトローム ワンウィーク チタニウム・スケルトン

軽量なグレード5チタニウムにより、強度と快適性のバランスが取れており、約7日間のパワーリザーブが一週間を通して快適な着け心地を提供する。


アーミン・シュトローム ワンウィーク チタニウム・スケルトン

 アーミン・シュトロームが新たに発表した「ワンウィーク チタニウム・スケルトン」は、オープンワークの傑作でありながら、精巧なメカニズムの心臓部を見せるフルスケルトン構造を採用。印象的なデザインと精密なエンジニアリングが融合した。

 約7日間のパワーリザーブを備えたこの腕時計は、主ぜんまいを巻き上げなくても1週間、安定した精度で時刻を刻む。また、手作業で仕上げられたディテールは、そのデザインに込められた職人技の高さを物語っている。100 本限定の「ワンウィーク チタニウム・スケルトン」は、ミニマルなデザインの中に堅牢性と快適性を融合させた、洗練された機能的なタイムピースだ。

アーミン・シュトローム ワンウィーク チタニウム・スケルトン

アーミン・シュトローム ワンウィーク チタニウム・スケルトン Ref.TI25-OW.75
手巻き(Cal. ARM21-S)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約7日間。Tiケース(直径41mm、厚さ10.6mm)。10気圧防水。世界限定100本。748万円(税込予価)。

アーミン・シュトローム氏の哲学とは?

 アーミン・シュトローム氏は、エレガンスを保つためにシースルーを避けつつ、奥行きと立体感を高めることを目指していた。「ワンウィーク チタニウム・スケルトン」は、シュトローム氏の哲学と伝統に根差したスケルトン化技術を体現している。

アーミン・シュトローム ワンウィーク チタニウム・スケルトン

2023年に発表されたワンウィークもオープンワーク構造だったが、このバージョンはさらに進化し、ムーブメントの複雑さを際立たせるために、より多くの素材を削り取っている。オープンワークとスケルトン化をこのレベルで組み合わせた時計は稀と言える。

アーミン・シュトローム ワンウィーク チタニウム・スケルトン

スモールセコンド・ダイアルはスケルトン化されており、パワーリザーブ表示とガンギ車による 3D のメカニカル・アニメーションが演出される。地板と香箱もスケルトン化され、美しさを極めている。この手法によりパワーリザーブを表示する円錐状のメカニズムが際立ち、かつてのポケットウォッチを彷彿とさせる。

アーミン・シュトローム ワンウィーク チタニウム・スケルトン

最大のハイライトはケースバックで、スケルトン化によりメカニズム全体を魅惑的に眺めることができる。

ムーブメント、Cal. ARM 21-Sにも注目したい

プレートとブリッジには手作業による最高品質の仕上げが施される。

 ブランド初の自社製ムーブメントとして2023年に再設計して発表されたCal.ARM 21をベースに、地板とブリッジをスケルトナイズしたことにより、さらに立体感が増した。ダイアル側に直列に配置されたツインバレルを搭載。前作同様に懐中時計からインスピレーションを得たパワーリザーブ表示では、ポリッシュ仕上げのコーンが、ケースバック側にあるコニカルギアによって駆動するコニカル・システムを採用。スモールセコンドの上に配置されたコーンが立体的に上下に動くことによりパワーリザーブを表示する。



Contact info: ノーブル スタイリング  Tel.03-6277-1604


アーミン・シュトロームから100本限定生産の新作モデル「ワンウィーク マニファクチュール・エディション」が登場!

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レゾナンス機構が同調するまで/アーミン・シュトローム「ミラード・フォース・レゾナンス」

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