ルイ・ヴィトンが月面への探検をテーマとした「タンブール タイコ ギャラティック ジャックマール」を発表

2025.06.08

ルイ・ヴィトンが、ウォッチメイキングの新次元への挑戦を月世界の探検になぞらえたミニッツリピーターウォッチ「タンブール タイコ ギャラティック ジャックマール」を発表した。文字盤は、さまざまな伝統的技法を駆使して作られており、月面とその奥に臨む地球を背景に、5時位置に人工衛星、7時位置に宇宙飛行士、12時位置に太陽を配している。ミニッツリピーターを作動させると、人工衛星と宇宙飛行士が躍動する様子を楽しむことができる。

ルイヴィトン

ルイ・ヴィトン「タンブール タイコ ギャラティック ジャックマール」Ref.W9TI12
手巻き(Cal.LFTAU14.02)。50石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約100時間。18KWGケース(直径46.7mm、厚さ14.6mm)。30m防水。要価格問い合わせ。


新次元への挑戦を表現したタンブールの新作

 ルイ・ヴィトンが、宇宙への探検をテーマとした「タンブール タイコ ギャラティック ジャックマール」を発表した。本作は、旅行用カバンの製造にルーツを持ち、現在でも旅がキーワードであるルイ・ヴィトンが、ウォッチメイキングの新次元への挑戦を月世界の探検になぞらえたものである。

 文字盤は、グラン・フーエナメルやパイヨンエナメル、ミニアチュールエナメル、彫金といった伝統的な技法を駆使して生み出されたもので、月面とその奥に臨む地球を背景に、5時位置に人工衛星、7時位置に宇宙飛行士、12時位置に太陽を配している。


カテドラルゴングを用いたミニッツリピーター

 そして本作の機構上の大きな特徴はミニッツリピーターウォッチである点だ。ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングアトリエである「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」で全面的に設計開発された手巻きムーブメントCal.LFTAU14.02を搭載しており、一般的なゴングよりも長く、深い響きが期待できるカテドラルゴングを採用している。ケースバック側からは、このゴングとふたつのストライカー、多層的で立体的に配された輪列、高いレベルの仕上げが施されたブリッジなどが鑑賞可能となっている。また、リュウズは12時位置に配され、懐中時計のようなシルエットとなっている。

ルイヴィトン

ミニッツリピーターを備えた手巻きムーブメントのCal.LFTAU14.02。写真左側がリュウズが取り付けられる12時方向となる。このムーブメントの外周部にカテドラルゴングが取り付けられる。


宇宙飛行士が文字盤上で生き生きと躍動

 ミニッツリピーター作動時には、宇宙飛行士が月面にサフランカラーの旗を立てるため身体を躍動させ、バランスを取るように腕を動かす。それに合わせて人工衛星の太陽光パネルやアンテナが動き、太陽も回転する。それぞれの動きの速さが異なっているためリアリティーがあり、表情豊かに仕上がっている点が見どころだ。

 ミニッツリピーターを作動させるスライドピースは9時位置に配置され、ブルーサファイアとトパーズがグラデーションを成すようにあしらわれている。

ルイヴィトン

“LV”のロゴが描かれたサフランカラーの旗を握る宇宙飛行士。ミニッツリピーター作動時には、身体を揺らし、手を上下させるなど生き生きと躍動する。

Contact info: ルイ・ヴィトン クライアントサービス Tel.0120-00-1854


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