アメリカ発の時計ブランドであるハミルトンは、「カーキ ネイビー スキューバ」にGMT機能を備えた新作モデルを追加した。複数のタイムゾーンをまたぐ、現代の冒険家や海洋探検家に向けて設計されたタイムピースであり、ステンレススティール製ケースまたはブロンズ製ケースのモデルの2種が展開されている。
ハミルトン「カーキ ネイビー スキューバ」に加わったふたつのバリエーション
ハミルトンは「カーキ ネイビー スキューバ」の新作モデルとして、ふたつのGMTウォッチを発売した。ミリタリー感の強いデザインに見合う、優れた機能性を備えたトラベラーズウォッチである。

自動巻き(Cal.H-14)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。SSケース(直径43mm、厚さ13.9mm)。30気圧防水。19万8000円(税込み)。
新作「カーキ ネイビー スキューバ GMT」は、それぞれに異なる魅力を持つふたつのバリエーションで展開される。ひとつは、ステンレススティール製ケースにサテン仕上げのブレスレット、グレイン仕上げのホワイトダイアルが組み合わされたモデル。もう一方は、独特の経年変化が楽しめるブロンズケースを採用し、精悍なブラックダイアルを備えたモデルだ。こちらは、時計本体と調和するブラックとゴールドカラーのNATOストラップが取り付けられており、手元に力強いアクセントを演出する。

自動巻き(Cal.H-14)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。ブロンズケース(直径43mm、厚さ13.9mm)。30気圧防水。24万7500円(税込み)。
いずれのモデルも、ダイアル上でレッドのGMT針が第2時間帯を明確に指し示しており、表情にアクセントを加えるだけでなく、直感的な時刻の読み取りを可能としている。さらに、針とインデックスにはライトグリーンのスーパールミノバ®が塗布されているため、暗所であっても視認性が維持される。

しばしば「トラベラーウォッチ」とも称される時計のGMT機能の「GMT」はグリニッジ標準時を意味しており、1850年代半ばにその概念が生まれた。それ以前、時刻は各地域が太陽の位置に基づいて定めるローカルタイムが主流であり、統一された基準は存在しなかった。しかし、鉄道網や通信技術の発達、そして世界の商業航海がグリニッジを本初子午線とする海図を広く用いたことにより、1884年、グリニッジ標準時が国際的な標準時として確立される。ハミルトンは、自社のクラフツマンシップと現代の革新性を融合させ、GMTウォッチの伝統を現代まで受け継いでいる。