世界初の量産型腕時計とされる「サントス」の系譜を引くカルティエの「サントス ドゥ カルティエ」に、1904年のオリジナルを彷彿とさせるようなスモールモデルが追加された。用意されるのは18Kイエローゴールドモデルとステンレススティールモデル、そして18Kゴールドとステンレススティールのコンビネーションモデルだ。横27mm、縦34.5mmのサイズ感は、現代基準でユニセックスなモデルとして歓迎されることだろう。

世界初の量産型腕時計とされる「サントス」の系譜
「サントス ドゥ カルティエ」は、世界初の量産型腕時計とされる「サントス」の系譜を引くモデルである。サントスは、ルイ・カルティエの友人であった飛行家のアルベルト・サントス-デュモンが、飛行中に両手の自由が効き、時刻を確認しやすい腕時計を要望したことがきっかけで、1904年にプロトタイプが作られた歴史を持つ。
空へと挑戦するサントス-デュモンのパイオニア精神を反映するように、当時としては前衛的、かつ現代基準ではモダンな、ケースとラグが一体化したシルエットを備えていた。また、それまでの時計製造では見えないように配置されていたビスをデザインの一部に取り込み、ベゼル上に配した点も革新的で、現代の多くの腕時計に取り入れられているディティールである。
オリジナルモデルを彷彿とさせるスモールサイズが登場
今般発表された新作は、サントス-デュモンのために作られたプロトタイプを思わせるサイズ感にまとめられたサントス ドゥ カルティエのスモールモデルである。横27mm、縦34.5mmと、従来モデルに対して小型化されており、現代基準ではユニセックスなモデルとして歓迎されることだろう。

クォーツ。SS×18KYGケース(縦34.5×横27mm、厚さ7.08mm)。日常生活防水。158万4000円(税込み)。

クォーツ。SSケース(縦34.5×横27mm、厚さ7.08mm)。日常生活防水。96万2500円(税込み)。

クォーツ。18KYGケース(縦34.5×横27mm、厚さ7.08mm)。日常生活防水。96万2500円(税込み)。
用意されるのは、18Kイエローゴールドモデルと、ステンレススティールモデル、そして18Kイエローゴールドとステンレススティールのコンビモデルである。搭載されるのは、いずれもクォーツムーブメントだ。
ブレスレットは、従来モデルと同様のインターチェンジャブルとなっており、レザーストラップがそれぞれ付属する。18Kイエローゴールドモデルにはアリゲーターストラップ、残り2種にはスムースカーフレザーストラップが付属し、アルディロンバックルが組み合わされる。