シチズンは、構造色インクとゴールドカラーの針やインデックスによって、黄昏の景色に蛍が舞う“蛍火の夜”を表現した「シチズン エクシード エコ・ドライブ電波時計」のペアウォッチを発表した。いずれも生産数は450本の限定モデルである。
“蛍火の夜”をテーマとする「エクシード」のペアウォッチが登場
シチズンは、“蛍火の夜”をテーマとする「シチズン エクシード エコ・ドライブ電波時計」の限定モデルを追加した。追加されたのはメンズモデルとレディースモデルで、デザインテーマだけでなく仕上げ方法も共通するペアウォッチとなっている。限定数はともに450本である。

エコ・ドライブ電波時計。フル充電時約2.5年可動(パワーリザーブ作動時)。スーパーチタニウム™ケース(直径41.0mm、厚さ11.9mm)。10気圧防水。世界限定450本。27万5000円(税込み)。

エコ・ドライブ電波時計。フル充電時約3年可動(パワーリザーブ作動時)。スーパーチタニウム™ケース(直径24.8mm、厚さ7.9mm)。5気圧防水。世界限定450本。17万6000円(税込み)。
構造色インクとインクジェットによるグラデーションで仕上げられた文字盤
着色のために一般的に用いられる顔料を用いた塗装は、見せたい色だけを反射させる顔料を吹き付けるものである。一方、構造色とは、透明な液体から作られるシャボン玉が虹色に見えるように、薄い膜や微細な構造が、光の干渉や回折、反射を生じさせて発色するもので、この効果を生み出すインクが構造色インクである。構造色を文字盤に用いることで、光の入射によって表情が変化し、透明感や奥行きが加わる。
なお、本作に用いられているのは、富士フィルム製の構造色インクである。また、その周囲にグリーンのインクジェットによるグラデーションを施している。この組み合わせにより、ゆっくりと夜の帳(とばり)が下りる黄昏時の情景を表現している。
ゴールドカラーの針とインデックスによって蛍の光をイメージ
構造色によるブルーの文字盤に、ゴールドカラーのシチズンのロゴや針、インデックス、デイト窓の縁取りが配されることも特徴的だ。このゴールドカラーは、黄昏の景色に舞う蛍の光をイメージしており、シックで落ち着いた印象に仕上げられている。
ケース径41mmのメンズモデルでは、サブダイアルの縁取りとムーンフェイズ表示の月にもゴールドカラーが用いられている。ケース径24.8mmのレディースモデルではダイヤモンドが5カ所のインデックスに用いられており、蛍が生み出すきらめきを表現している。
スーパーチタニウム™製ケースとエコ・ドライブ電波時計により実用性の高い仕上がりに
いずれのケースも、軽量かつ優れた外観品質を実現するスーパーチタニウム™を採用し、デュラテクトプラチナによって、明るい色調や輝きを生み出している。
また、いずれのモデルも、光で発電し、電波を受信して自動で時刻修正を行うエコ・ドライブ電波時計となり、メンズモデルでは約2.5年、レディースモデルでは約3年(いずれもフル充電かつパワーセーブ作動時)のパワーリザーブを有して実用性が高い。メンズモデルでは、受信した日付情報を基に、ムーブメント内で独自の計算を行い、その日の月齢を計算する月齢自動計算機能「ルナプログラム」を採用しており、電波を受信することで正確な月齢を表示可能となっている。