モリッツ・グロスマンは、手彫りによる細かな凹凸や浮き彫りされたインデックス、スケールを備える文字盤が特徴の「トレンブラージュ」の新作として、文字盤にグリーンを採用した「トレンブラージュ グリーン」を発表した。本作では、グリーンに自然や季節の始まりといった特別な意味を見出し、控えめながらも印象的な深みを感じさせる調色がなされている。搭載されるムーブメントは、極めて高い品質の仕上げが楽しめる手巻きムーブメントのCal.100.1である。

自然や季節の始まりを見出したグリーン文字盤の新作
モリッツ・グロスマンは、手彫りによるエングレービングが施された文字盤が特徴の「トレンブラージュ」の新作として「トレンブラージュ グリーン」の2モデルを発表した。モリッツ・グロスマンは、近年では文字盤に用いられることが多くなったグリーンに自然や季節の始まりといった特別な意味を見出し、控えめながらも印象的な深みのあるグリーンを採用している。
ケース素材は、18Kローズゴールドと18Kホワイトゴールドの2種類で、それぞれ世界限定8本となる。

手巻き(Cal.100.1)。20石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KRGケース(直径41.0mm、厚さ11.35mm)。世界限定8本。1116万5000円(税込み)。

手巻き(Cal.100.1)。20石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KWGケース(直径41.0mm、厚さ11.35mm)。世界限定8本。1116万5000円(税込み)。
細かなエングレービングが施された文字盤
本作の文字盤は、ジャーマンシルバー製の地板をベースに、いくつもの専用工具を使い分けた伝統的なエングレービングを施すことで、細かな凹凸が与えられている。この凹凸が文字盤上での光の反射を和らげ、マットな質感を生み出している。また、手作業によるものであるため、凹凸によって生まれる光の反射はランダムなものとなり、豊かな表情を生む。
インデックスやレイルウェイトラック、“M.Grossmann”のロゴもエングレービングによる浮き彫りで表現されており、丸みのある細かな凹凸と、浮き彫りとなったアラビア数字インデックスとのコントラストが本作の見どころである。
このほか、仕上げの評価が高い自社製針が組み合わされ、そこに施された高品質な磨きを鑑賞できる。
極めて高いレベルの仕上げが施されたムーブメント
本作に搭載されるのは、手巻きムーブメントのCal.100.1である。特徴的な3分の2プレートのエッジ部分には高品質な面取り、テンプを支えるブリッジ全体にはエングレービングが施される。また、ゴールドシャトン、それを支える磨き上げられたネジのパープルの焼け色など、伝統に根差した時計技術がムーブメント全体に注がれている点は、本作を所有する動機となることだろう。