モリッツ・グロスマンより、新作「GMTギョーシェ グリーン」と「GMTギョーシェ オレンジ」が発表された。本作は、ギヨシェ装飾を施したカラーダイアルと、機能性に優れたGMT機能を特徴とするモデルだ。世界限定で各色8本のみが販売される。
職人技が冴える、華やかなギヨシェダイアルを備えたGMTウォッチ
19世紀にドイツ・ザクセン州、グラスヒュッテに時計製造会社を構えたモリッツ・グロスマン。その伝統を受け継ぐブランドが、モリッツ・グロスマンだ。そんな同社より、新作「GMTギョーシェ グリーン」と「GMTギョーシェ オレンジ」が発表された。世界限定で各色8本のみが生産される稀少モデルだ。

その最大の特徴は、カラーコーティングによってグリーンまたはオレンジに彩られたシルバー製のギヨシェダイアル。伝統的なギヨシェマシンを用いて、6時位置のスモールセコンドから広がるようなダイナミックなギヨシェ装飾を施している。等間隔に同じ深さで彫り込むためには、経験によって培われた職人の高い技量が不可欠だ。
時分針は、同社を象徴するランセット型。スティール製であり、グリーンでは青焼き、オレンジではポリッシュに仕上げられている。

本作には、GMT機能も搭載されている。ダイアル外周に配された24時間表記と矢印型のGMT針を用いて、第2時間帯を表示することが可能だ。GMT針は10時位置のリュウズを用いて、進むまたは戻すことができる。クラシカルなデザインを損なうことなく、視認性と機能性を両立させた、モリッツ・グロスマンらしい機構だ。
上品な色味のグリーンダイアルモデル。ブルースティール針が組み合わされている。ダイアルはシルバー製。手巻き(Cal.100.8)。26石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径41mm、厚さ11.85mm)。世界限定8本。予価1045万円(税込み)。
エネルギッシュな印象のオレンジダイアルモデル。手縫いのアリゲーターレザーストラップが装着されている。手巻き(Cal.100.8)。26石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径41mm、厚さ11.85mm)。世界限定8本。予価1045万円(税込み)。
搭載するCal.100.8は、シースルーバックを通して鑑賞することが可能。グラスヒュッテ様式に則った3分の2プレートやゴールドシャトンを備え、ストライプ装飾や面取り、テンプ受けのエングレービング、特徴的な緩急針など、そのディティールを隅々まで楽しむことができる。
