ノルケインと時計販売店・ハラダのコラボレーション。吉野川の激流を表現した30本限定の「ワイルドワン」とは？

ノルケインは、徳島県の時計・宝飾・眼鏡販売店である「ハラダ本店」のショップ限定モデルとして、「ワイルドワン 42MM “HARADA” Limited Edition」を発表した。独自のカーボン複合素材であるNORTEQ®（ノルテック）を使用する「ワイルドワン」をベースに、徳島県を流れる一級河川、吉野川の激流をイメージさせるカラーリングを採用した限定モデルである。2025年11月3日（月）より、30本のみが正規販売店ハラダで販売される。

吉野川の激流を手首に宿す、特別カラーのワイルドワン

　2018年に創業した新興の時計ブランドであるノルケインは、徳島県の時計・宝飾・眼鏡販売店、「ハラダ本店」とのコラボレーションを発表。このショップでのみ取り扱われる限定モデルとして、「ワイルドワン 42MM “HARADA” Limited Edition」をリリースした。「ワイルドワン」に使用されるノルケイン独自のカーボン複合素材・NORTEQ®（ノルテック）の色彩の自由度を生かし、徳島県の雄大な自然を表現した腕時計である。

　本作のインスピレーション源は、徳島県を流れる一級河川、吉野川である。この吉野川は日本の“三大暴れ川”のひとつに数えられ、特に流れの激しい上流の小歩危（こぼけ）の渓谷は、ラフティングの名所として知られている。

　今回発表されたハラダ限定モデルでは、ノルケインが“究極のスポーツウォッチ”と称するワイルドワンをベースに採用。澄んだ清流を思わせるライトブルーと、水しぶきを上げる岩場を連想させるダークグレーのツートンカラーで時計を彩ることで、荒々しくも清らかな吉野川の激流と、そこに挑む挑戦者の精神を体現している。また本作には、交換用として吉野川の清流を表現したライトブルーのラバーストラップも付属し、付け替えることでそれぞれ異なる表情を楽しむことができる。

　その他の仕様は、ベースとなったワイルドワンの従来モデルに準じる。ダイアルは3層構造にレーザーカットされており、また、ノルケインの頭文字である“N”をふたつに連ねたノルケインロゴが浮き彫りされることで、立体感と個性を演出する。ケースには、同社ならではのカーボン複合素材「NORTEQ®」が使用されていることもポイントだ。この素材は極めて軽量であることに加えて、カーボンでありながらも彩色を施すことが可能であるため、今回のようなライトブルーのアクセントカラーが実現されている。なお、重量はステンレススティールの約6分の1である。革新的なケース構造によって、5000Gの衝撃性能と200m防水を兼ね備える堅牢な設計を有していることも相まって、オンオフ問わず、さまざまなシーンで楽しむことのできる腕時計となっているのだ。

　ムーブメントは、COSC認定クロノメーターであるCal.NN20/1を搭載。優れた精度に加え、約70時間のパワーリザーブを有している。加えて、トランスパレント仕様のケースバックからは、テンプの駆動やローターの回転を見ることができる。このケースバックでは、限定30本のうちの1本であることを示す「ONE OF 30」の文字が、ケースと同じライトブルーカラーで記されている。

　加えて本作のケースサイドには、ノルケインの従来コレクションと同様にノルケインプレートが取り付けられており、記念日や好きなメッセージなどの刻印が可能だ。

ハラダについて

　1929年、原田清七によって徳島県徳島市に創業されたハラダ。時計・宝飾・眼鏡を取り扱う正規販売店である。1948年の株式会社設立以来、商店街のシンボルとして愛されるようになる。一方で2代目・原田正昭、そして現社長である3代目・原田吾朗の経営の下、本格的に高級時計の正規取り扱いに注力。スイスの基準に準拠した店舗づくりを推し進め、四国を代表する高級時計販売店のひとつとして成長を続けてきた。近年は、取り扱いブランドとの強固な信頼関係に基づき、徳島の豊かな自然をテーマにしたオリジナルモデルを企画・販売するなど、単なる販売店としての枠を超えた取り組みを展開している。