オメガ×スウォッチ「ムーンスウォッチ」より、スイスの降雪日限定で販売される新作モデルが登場

2022年に発表された、オメガとスウォッチのコラボレーションウォッチ「Bioceramic MoonSwatch（バイオセラミック ムーンスウォッチ）」。話題性の高いこのコレクションに、雪が降り積もる冬景色を思わせるよな、真っ白な新作モデルが追加された。ユニークなのが、「スイスで降雪があった日にのみ販売される」という手法だ。

オメガ×スウォッチ「ムーンスウォッチ」の新作モデルは雪景色を思わせる1本

　2022年、スウォッチはオメガとのコラボレーションの下、「Bioceramic MoonSwatch（バイオセラミック ムーンスウォッチ、以下ムーンスウォッチ）」を発売した。オメガの「スピードマスター ムーンウォッチ」のデザインをベースとしつつ、スウォッチならではのバイオセラミックを素材に用いて、かつスウォッチらしい手の届きやすいクォーツムーブメントを搭載した本コレクションは、遊び心あふれるコンセプトやユニークなデザインが評価され、発売以来、人気を集めてきた。

　そんな人気や話題性の高さと比例して、さまざまな新しいモデルがラインナップに加わってきており、今回登場した「MISSION TO EARTHPHASE - MOONSHINE GOLD Cold Moon」は、爽やかな白が目を引く1本だ。

　スウォッチはこの新作モデルで、「雪の結晶はひとつひとつ異なり、そのいずれもが唯一無二の存在であるという個性、そして雪の不思議」を表現した。そのためホワイトのバイオセラミック製ケース、そしてホワイトオパーリン文字盤やベゼル、VELCRO® ラバーストラップが採用されている。バイオセラミックは原料の3分の2をセラミック、3分の1をヒマシ油で製造した、スウォッチが特許を取得しているプラスティック素材だ。プラスティックであるがゆえに軽量だが、一般的なものよりも耐傷性や耐久性が高く、また、温かみのある質感を伴っている。さまざまな色付けが可能であるため、これまでムーンスウォッチには多彩なカラーバリエーションが展開されてきたが、今回は雪のテーマに合わせて、白一色に彩られた。

　ホワイトオパーリン文字盤は、2025年8月にリリースされたMISSION TO EARTHPHASE – MOONSHINE GOLDを踏襲している。2時位置にふたつの月が浮かぶムーンフェイズを、10時位置に「月から見た地球の満ち欠け」を表現したアースフェーズを搭載し、さらにアースフェーズのすぐ下に『Peanuts』のスヌーピーがあしらわれたこの意匠は、独創的であることに加えて、オメガのスピードマスター ムーンウォッチがNASAの公式装備品としてそのミッションに携行され、1970年には同機関から“シルバー スヌーピー アワード”が贈られたという歴史をオマージュするものである。

　ふたつのムーンフェイズには、オメガ独自の合金であるムーンシャインゴールド™がコーティングされている。また、レーザー加工によって雪の結晶がデザインされた。この結晶は異なるものがあしらわれるという。

　新しく、特別な「MISSION TO EARTHPHASE - MOONSHINE GOLD Cold Moon」は、2025年12月5日（金）の満月、米国の農事歴でコールドムーンにあたるこの日から発売がスタートする。ただし、その翌日以降に販売されるのは、「スイスで降雪がある日」のみ。スイスの降雪の有無については、スウォッチの公式ホームページ（https://www.swatch.com/ja-jp/）で確認することができる。