コロキウム(kollokium)が、日本で初となるオフライン展開を開始する。第1弾として、立体的なピンインデックスで知られる「プロジェクト 01」シリーズから、パウダーブルーの世界観を描いた「プロジェクト 01 ヴァリアント G “パウダーブルー”」が登場。いずれもオンライン販売分は完売済みという人気作で、オフライン店舗にはごく限られた本数が並ぶ予定だ。

プロジェクトベースの時計プラットフォームであるコロキウム
コロキウム(kollokium)は、2020年にマニュエル・エムシュ、バート・ヌスバウマー、アムール・シンディの3名のクリエイターによって設立されたプロジェクトである。討論会を意味する英単語のスペルを変えた名称を持ち、“手が届く代替案”となる時計を探求するプロジェクトの遂行を基軸とする。機械式時計というアイデンティティーを持ちつつ、伝統的な時計作りの枠を超え、自由に、妥協なく、イマジネーションを形にすることを重視する。
その先鋭的な取り組みとデザインは評価を集め、オンラインのみで販売されてきたプロジェクト 01シリーズは毎回完売を記録し、2024年にはジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)にもノミネートされるなど、世界の時計愛好家の間で存在感を強めている。
今回の日本展開では、東京と大阪の2店舗に実機が並ぶ。さらに国内の総合窓口としてコロキウム トウキョウ アウトポストが設立され、アフターサービスを含むサポート体制も整備された。これまで海外の時計フェアなど限られた場でしか触れられなかったプロダクトを、日本で実際に手に取って体験できる場が設けられたことは、大きな意義を持つ。

自動巻き(Cal.G101)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約68時間。SSケース(直径40.0mm、厚さ11.0mm)。50m防水。G1とG2合計で世界限定499本。79万1450円(税込み)。オンライン限定分は完売。
今般の日本展開のために、オンライン販売分が既に完売している「プロジェクト 01」が各数本のみ用意される。
プロジェクト 01は、コロキウムを語るうえで欠かせないキーワードである「ノイブルータリズム的時計学」を色濃く反映したモデルだ。コンクリート剥き出しの建築に象徴されるブルータリズム建築から着想を得たもので、ダイキャストで成形された2ピース構造のステンレススティール製ケースや、ベゼルを排した円筒状かつボックス型となったサファイアクリスタルが、その思想を体現する。ポリッシュやブラッシュ仕上げをあえて避けることで、工業プロダクトらしい“荒々しさと未完成の美”を前面に押し出している点も、他ブランドにはない個性である。
文字盤は、デジタル画像を意図的にピクセル化し、それを三次元的に再構成したアートピースとなっている。近くで見ると規則的に並んだ円柱の集合体としてのテクスチャーが浮かび上がり、少し距離をおくと12個のマキシインデックスが姿を現す仕掛けだ。実用的な時刻表示と、情報の粒子が立ち上がるような“トランスヒューマニズム”的イメージが同居する、二重の視覚体験を狙った設計になっている。

「プロジェクト 01 ヴァリアント G“パウダーブルー”」は、ブルーベースのプレート上に、ブルーPVD仕上げを施した468本のピンインデックスを配置した文字盤を備えるモデルだ。6種類のピンの高さを組み合わせることで独特の奥行きを生み出し、ピン上に塗布されたスーパールミノバが暗所で発光して、立体感を際立たせている。ヴァリアント Gは、針のカラーリングの違いによる「G1」と「G2」の2タイプ展開である。G1はブルーの時分針にホワイト秒針、G2はホワイトの時分針にブルー秒針という組み合わせで、それぞれダイアルとのコントラストが異なるキャラクターを持たせている。G1、G2共にオンライン販売分は完売しているが、今般の日本での展開開始に合わせて、数本のみ入荷予定だ。



