【イベントご招待】F.P.ジュルヌ×Chronos「ヤング・タレント・コンペティション」日本人受賞者を招いて『クロノス日本版』編集長・広田雅将が解説

2026.10.05

2015年より、F.P.ジュルヌがアジア太平洋地域の高級時計小売業者ザ アワーグラスの支援を受けてスイス・ジュネーブで開催している「ヤング・タレント・コンペティション」。2026年は、長野県の時計師である大野真(おおの しん)が受賞した。この受賞を祝して、F.P.ジュルヌ東京ブティックは特別イベントを実施。大野、そして2020年に初めて日本人として同賞を受賞した関法史(せき のりふみ)を招き、トークイベントを行う。MCを務めるのは、高級時計専門誌『クロノス日本版』編集長の広田雅将だ。今回、webChronosの読者限定で、10名を本イベントに招待する。参加希望者は申し込みフォーム(https://forms.gle/Cpum4wzmya4PzJjFA)に必要事項を入力しよう。

大野真 冬景色


「ヤング・タレント・コンペティション」を受賞した、ふたりの若き日本人時計師を招く

 F.P.ジュルヌは2015年より、アジアのリテーラーであるザ アワーグラスの協力の下、スイス・ジュネーブで「ヤング・タレント・コンペティション」を開催している。このコンテストは若き時計師の育成、そして彼らがインディペンデントウォッチメイキングの世界で足掛かりを築く支援をすることを目的としており、応募登録時点で18〜30歳までの時計職人見習いや時計学校卒業生を対象に、その時計作品を「独創的なコンセプト」「技術的複雑性」「デザインと仕上げ」「職人技の質」の、4つの基準で評価する。審査員にフランソワ-ポール・ジュルヌ、ザ アワーグラスのグローバルマネージングディレクターであるマイケル・テイのほか、フィリップ・デュフォー、アンドレアス・ストレーラー、ジュリオ・パピ、マーク・ジェニ、エリザベス・ドーアと、そうそうたる顔触れがそろっていることも特筆すべき点だ。

 そんなヤング・タレント・コンペティションを、2026年に受賞したのは、日本人の時計師である大野真(おおの しん)である。F.P.ジュルヌは大野の受賞を祝い、F.P.ジュルヌ東京ブティックで特別イベントの実施を決定した。大野、そして2020年、日本人として初めてこの賞を獲得したQuietClubの関法史(せき のりふみ)を招き、トークイベントを開催。そのMCとして、時計専門誌『クロノス日本版』編集長の広田雅将が同席する。

 本イベント開催に伴い、webChronosの読者限定で、10名の参加者を募集する。参加希望者は10月12日(月・祝)23時59分までに、専用フォームに必要事項を入力してほしい。

開催概要

日程:2026年10月16日(金)
時間:14時ドアオープン、17時クローズ
場所:F.P.ジュルヌ東京ブティック
住所:〒107-0062 東京都港区南青山6丁目1−3 コレッツィオーネビル
募集人数:10名
申し込み期限:2026年10月12日(月・祝)23時59分まで

※ご提供いただいた個人情報を、F.P.ジュルヌと共有させていただきます。
※応募者多数の場合は抽選となります。当選の発表は、当選者へのご連絡をもって代えさせていただきます。
※会場スペースの関係上、ご同伴はご遠慮いただいております。

申し込みフォーム

イベント会場には関、大野の受賞作品を展示

 本イベントの見どころはトークのみにとどまらない。会場には、関と大野のヤング・タレント・コンペティションの受賞作が展示される。量産されることは滅多にない独立時計師の作品を見ることのできる、貴重な機会となるだろう。

大野真

大野真
1998年、愛知県生まれ。2020年に豊田工業高等専門学校機械工学科卒業後、セイコーエプソン株式会社入社。グランドセイコーでスプリングドライブの設計開発部署やマイクロアーティスト工房での設計開発、量産工程のフォローを経て、2026年3月に起業。5月に同社を退職して独立を果たし、現在は長野県で時計師、時計修理士として活躍している。なお、今回の受賞作の部品は、68個のルビー、11個のボールベアリング、円形ガラス、3個の主ゼンマイ、1個のヒゲゼンマイを除き、大野の自宅の工房にある機械、工具を用いて製造されている。

大野真 冬景色

「冬景色」
大野真の受賞作。グランソヌリ、プチソヌリ、クォーターリピーター、トゥールビヨンを併載した、ポケットウォッチ兼クロックである。大野が在住する、長野県の冬景色からインスピレーションを得て作られており、山々に囲まれた信州の澄み切った空気、湧き水や雪解け水の穏やかな流れといった風景を表現するために精緻なリピーターとトゥールビヨン機能を搭載させた。リピーターによって流れる水の微かな音を、トゥールビヨンによって絶え間なく流れる水そのものを表現している。パワーリザーブ約50時間。ケースサイズは縦59×横41mm、厚さ14mm、重量は122g。総部品数は395個。

大野真 冬景色

冬景色のケースバックはシースルーとなっており、ムーブメントがのぞいている。文字盤にも見られる、ブリッジのフロスト仕上げは、雪の柔らかな光を拡散する性質をとらえている。半面、歯車と地板には、小川の穏やかな流れを表現するヘアライン仕上げが施された。

関法史

関法史
1997年、東京都生まれ。2020年にヒコ・みづのジュエリーカレッジの卒業制作であった「球形ムーンとドラムのカレンダー搭載ポケットウォッチ」がヤング・タレント・コンペティションを受賞する。現在は上田北斗が代表を務めるQuietClubに時計師として在籍し、アラームウォッチである「Fading Hours」を製作している。工房の彼の作業机には、受賞作品がいつも置かれている。

カレンダー搭載ポケットウォッチ

「球形ムーンとドラムのカレンダー搭載ポケットウォッチ」
ヒコ・みづのジュエリーカレッジの卒業制作であり、2020年のヤング・タレント・コンペティションの受賞作品。名前が示す通り、6時位置には巨大な球体ムーンフェイズが配され、その両側からムーンフェイズを挟むようにして2桁表示による大型のデイト表示の小窓があしらわれた。時・分・秒がレギュレーター式となっており、それぞれの表示がお互いに干渉せず、かつそれぞれが際立つ意匠に仕上がった。

ムーブメント

受賞作品のムーブメント。ベースにETA7750を使い、関は地板、ムーンフェイズ表示、ドラム式カレンダー機構を自作している。また、懐中時計に合わせてテンプを大きくするために、振動数を毎秒8振動から6振動に落とし、脱進機をプゾー7040から取った。テンワも自作している。地板のコート・ド・ジュネーブやテンプ受けおよび脱進機の受けに施された彫金が、同コンテストの「デザインと仕上げ」の基準に適うものだ。



Contact info:F.P.ジュルヌ東京ブティック Tel.03-5468-0931


日本人初の快挙! 世界の若手時計師を支援する「ヤング・タレント・コンペティション」を関法史氏が受賞

NEWS

永遠に語り継がれるタイムピース #06 F.P.ジュルヌ「クロノメーター・スヴラン」

FEATURES

今や全モデルが入手困難!  F.P.ジュルヌの 2025 年新作モデルを紹介

FEATURES