「クロックツーウォッチ W39 ファインスチール」が、世界3大デザイン賞のひとつとされる“レッド・ドット・デザイン賞”を受賞した。
クロックツーは、針や数字ではなく“文字”で時を表すドイツ生まれの時計だ。デザインのベースとなっているのは、一見するとランダムに配置された110の文字のマトリックス。ひとつひとつの文字が点灯し、現在時刻を意味する文章となる。例えば、今回使用している画像の場合、"IT IS HALF PAST SEVEN"と表示されており、つまり7時半を意味する。この文章は5分おきに変わり、その間の1分間隔は、4つのコーナーのドットの点灯によりカウントされる。
このクロックツーのコレクションは現在、クロックツークラシック(掛け時計兼置き時計)、 クロックツーラージ (掛け時計)、クロックツータッチ(アラーム機能付きの置き時計)と、一辺が35mmと39mmの2サイズがあるスクエア型腕時計のクロックツーウォッチWシリーズの4機種を展開している。クロックツーの表示は英語のほか、日本語、フランス語など20以上の言語に対応し、70の国や地域で販売されている。今回はこのクロックツーコレクションのうち「クロックツーウォッチ W39 ファインスチール」が、レッド・ドット・デザイン賞2018の受賞に至った。
その年の新作モデルや、機構、仕上げの完成度など、毎回決められたテーマの中から、優れた10本を時計ジャーナリストたちが選出します。
クロノスドイツ版の人気連載「TEST」の翻訳記事。腕時計のデザイン、機能などをポイント性によって評価します!
時計の部品、機構、ブランド名など、基礎から専門用語まで、広範囲にわたって解説します。時計の知識を深めるための用語辞典です。