1993 年発売のシチズン電波時計が国立科学博物館の未来技術遺産に登録

2018.08.23

シチズンが1993 年5 月に発売したシチズン電波時計「Cal.7400」が、独立行政法人国立科学博物館が選定する2018 年度の重要科学技術史資料である未来技術遺産に登録される。
シチズン電波時計「Cal.7400」
1993 年5 月発売
発売終了モデル

 シチズン電波時計「Cal.7400」は、標準電波を受信して時刻を合わせる電波時計で、世界で初めて日本・ドイツ・イギリス3局を切り替え受信する多局受信を実現したモデルだ。受信用アンテナのサイズが大きく、時計上面に配置しないと受信できないなどの制約を、上面中央にアンテナを配置するユニークなデザインで解決した画期的な製品だった。多局対応の電波時計のさきがけとして発売され、シチズンの主力製品である電波時計、衛星電波時計の技術の発展を支える礎となっている。未来技術遺産にはこれまで240 件が登録されており、今回新たに19 件が登録されたが、シチズン電波時計 「Cal.7400」の未来技術遺産の登録は、シチズングループとしても初となる。
なお、未来技術遺産の登録証授与式は、2018 年8 月28 日(火)に国立科学博物館で執り行われる。

 <未来技術遺産とは>
「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ科学技術史資料」および「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料」の保存を図るとともに、科学技術を担ってきた先人たちの経験を次世代に継承していくことを目的として、国立科学博物館が平成20 年度より実施している登録制度である。


Contact info: シチズンお客様時計相談室  Tel.0120-78-4807