ユニークなヨーロッパ・ブランドの新作モデル発表

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2019.10.17

 イタリアのロックマンがInternational Watch GINZA Exhibition (IWGE)と題した展示会を開催した。あまり日本で知られていない世界の時計ブランドと時計愛好家が交流することを目的に行われ、ロックマンのほかにもゼンマイワークスがディストリビューターを務めるグレコなどが出展した。

ロックマン「1965 オートマチック」

 ロックマンの新作は、アルペンスキーのメダリスト岡部哲也氏がコラボレーションした「1965 オートマチック」。銀世界にマッチするステンレススティール製のケースとブレスレットのモデルだ。

Locman 限定モデル「1965 オートマチック」
自動巻き(Cal.S.I.O.1)。21石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径44mm)。5気圧防水。予価9万円(税別)。日本限定100本。

 文字盤のイラストを担当したのはイラストレーターの遠山晃司氏で、ドロミーティの山脈をバックに滑走する岡部氏を描いた。岡部氏の姿勢やシュプールのカーブなどが丁寧に表現されている。ケースバックには、シリアルナンバーとともに岡部氏と遠山氏のサインが入っている。

グレコ「モダンタイムズ コレクション(LTM シリーズ)

 グレコは、表面処理のスペシャリストとして、多くのブランドにその技術を提供してきた化学者ステファン・グレコが創立したスイスのブランド。今回はチャップリンの名作映画「モダンタイムス」をテーマとした「モダンタイムズ コレクション(LTMシリーズ)」を発表した。

グレコ・ジュネーブ「LTM-26t」
自動巻き(Cal.ETA2892A2)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。Tiケース+DLC(直径43mm/10時〜4時方向、厚さ13mm)。3気圧防水。102万円(税別)。

 全7モデルの同コレクションに一貫するモチーフは、映画でも象徴的な役割を果たすスパナとナット。針がスパナの形を模しているほか、ケース部は、ネジ山も含めて工業規格のナットと全く同じサイズになっているなど、芸が細かい。

サファイアクリスタルのケースバックからは、ムーブメントCal.ETA2892A2の姿が確認できる。


Contact info: ロックマン ジャパン Tel.03-6264-5552