クラシカルな品格が漂うオメガ「デ・ヴィル トレゾア」

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2019.10.28

オメガ「デ・ヴィル トレゾア」

ボンベ型のブルーダイアルが美しいニュアンスを与えている。わずかな曲線がクラシカルなフェイスに優しいイメージを加える。

変革を続けるコレクションから新作が登場

 1949年に初登場したスリムでエレガントなトレゾアコレクション。トレゾアとはフランス語で「宝物」を意味する言葉だ。その言葉が表す通り、時代を越えて多くの人々の大切な存在となってきたタイムピースで、オメガの歴史を語る上で欠かすことができない伝説の30mmキャリバーを搭載したことでも大きな話題となった。

 その後、常に変革を続けながらコレクションを展開し、特に「デ・ヴィル」はオメガのクラシックなメンズウォッチとして現在も人気を誇る。今回登場する「デ・ヴィル トレゾア」の新作は男性のビジネスシーン、プライベートシーンにおいてもなじみやすい品格が漂うデザインだ。

オメガ「デ・ヴィル トレゾア」Ref.435.13.40.21.03.001
レザーのようにも見えるシルクパターンの模様が施されたボンベ型のブルーダイアルを採用。こちらのモデルにはブルーレザーストラップが付属される。手巻き(Cal.8910)。29石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(40mm、厚さ10.82mm)。30m防水。70万円(税別)。

オメガ「デ・ヴィル トレゾア」Ref.435.13.40.21.02.001
オパーリンシルバーダイアルにブラックレザーストラップを組み合わせたモデル。よりビジネスシーンへの汎用性が高い。手巻き(Cal.8910)。29石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(40mm、厚さ10.82mm)。30m防水。70万円(税別)。

 上記2モデルのいずれも、ダイアルには控えめでありつつ、静かな存在感を持つ。6時位置の日付窓やポリッシュ仕上げがされた18KWG針、ボンベダイアルの形状に合わせたインデックスが配されている。

 ムーブメントにはマスタークロノメーター認定を受けた手巻きのCal.8910が搭載されている。

 クラシックな印象でビジネスシーンに向いたデザインでありつつ、全体の雰囲気としては削ぎ落とされたモダンなスタイルでもある同作。そのため汎用性が高く、思わず誰もが一度は腕に乗せてみたくなるような魅力を放っている。

ベゼルに72石のダイヤモンドが配されたモデルもラインナップに追加

 また、同作ではダイヤモンドをベゼルにセッティングしたモデルも2モデル発売される。複雑な時計製造技術があるからこそ、華やかな素材を使用しても品格を失わないということが、このふたつのダイヤモンド巻きモデルから伝わってくる。

 男性用のダイヤモンド付きのタイムピースはともすれば派手になりすぎて、よほどのキャラクターの持ち主でなければ時計だけが浮いてしまうこともあるが、この2モデルはおそらく平均的な日本人男性の腕から浮き立つことはないだろうと想像する。ダイヤモンドウォッチの奥深さを知る入り口となるかもしれない。

オメガ「デ・ヴィル トレゾア」Ref.435.18.40.21.03.001
手巻き(Cal.8910)。29石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(40mm、厚さ10.82mm)。30m防水。126万円(税別)。

オメガ「デ・ヴィル トレゾア」Ref.435.18.40.21.02.001
手巻き(Cal.8910)。29石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(40mm、厚さ10.82mm)。30m防水。126万円(税別)。

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