西日本初「HYT」コーナーがアイアイ イスズ本店にオープン

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2020.02.06

2019年12月21日、世界有数の高級機械式時計を取りそろえる、アイアイ イスズ本店(香川県高松市)にHYTコーナーがオープンした。西日本初となるこのHYTコーナーでは、新ムーブメントを搭載した最新作「H5」を筆頭に、「スーンナウドロップワン」や「H0」「H1.0」「H2.0」など、日本最大級のHYTコレクションを取り扱っている。

アイアイ イスズ本店 HYTコーナー
住所:香川県高松市多肥下町1523-1
電話番号:087-864-5225
営業時間:11時~20時

レアな体験イベントも開催されたオープン初日

 オープン初日には製造プロセスの一部を実際に体験できるイベント「フリュイドラボエクスペリエンス」が開催された。キャピラリーへの液体の注入やガラス管の折り曲げ体験、構成パーツの紹介などが行われ、HYTの革新的な技術に触れることができる貴重な機会となった。本イベントは終了しているが、アイアイ イスズでは毎月のように時計愛好家にとって好奇心を刺激されるイベントが開催されているので、サイトも併せてチェックしておきたい。


流体で時を表現する「HYT」

スーンナウドロップワン H02239
芸術と科学を融合させたモデル。チタン製ダイアルの上に、合計313本の18Kゴールドピンでスカルを浮かび上がらせる。スカルシェイプの輪郭をなぞるキャピラリー(毛管)に入れられた液体で時の流れを表現する。角度によって変化する表情が魅力的だ。限定5本。1136万円(税別)。

 時の流れを液体で表示させるという異色のアプローチで時計作りに取り組むブランド、「HYT」。HYTは科学、ハイテク、哲学、芸術、およびデザインを統合する生態系だと自らを表現している。時計の製造はスイス・ヌーシャテルで行われ、43名の専門家が開発にあたっている。クロノードやルノー・エ・パピと協力した機械式時計における最高峰の技術と、医療・化学・物理学・宇宙工学などの様々な先端技術を融合し、1mmのプレキシガラス製のキャピラリー(毛管)の中に入れられたふたつの異なる液体によって時間を表示するという世界初の技術を生み出した。このテクノロジーはHYTのすべての時計に搭載されている。

 ポップアートのように鮮烈な印象を与え、その技巧は革新的でありながらも、発想のルーツはエジプトのクレプシドラや中国の漏刻など古代の水時計に遡る。既成概念を打ち破る個性的な風貌は、一度目にすれば忘れることはないだろう。

H5 H02351
手巻き(Cal.501)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。SS(直径48.8mm、厚さ20.8mm)。50m防水。世界限定25本。791万円(税別)。


Contact info:HYT JAPAN / G&Rジャパン (オフィス麦野) Tel.03-5422-8087