【2020新作時計】ユンハンス「マックス・ビル ブラック&ホワイト」

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2020.03.11

ブラックとホワイトのコントラストを活かしたユンハンスの「マックス・ビル ブラック&ホワイト」。バウハウスで学んだマックス・ビルのこだわりが詰まっている。

マックス・ビル ブラック&ホワイト オートマティック


極限まで機能性、実用性にこだわった3モデルが発売

 ブラックとホワイトのコントラストをテーマとした「マックス・ビル」新モデルは、クロノスコープ、オートマティック、クォーツの仕様がそれぞれ発売になる。使用用途、好みに合わせて選べるバリエーション展開が嬉しい。オートマティック仕様はケースサイズ38mmのモデルと34mmのモデルが存在する。どちらも厚さは10mm。ステンレススチールにアンスラサイト(無煙炭)マット仕上げPVD加工が施されているので、耐傷性にも優れている。ダイアルはスーパールミノバ付き、マットホワイト仕上げとなっている。マットブラックの針にも同じくスーパールミノバの加工がされている。機能性とデザインを兼ね備え、男女問わず受け容れられるモデルだ。日常的にも使いやすい。ストラップは柔らかなグレーのカーフレザー。尾錠にはケースと同じくPVD加工が施されている。クォーツ仕様のモデルは税抜価格9万6000円。

 クロノスコープ仕様のモデルは自動巻きムーブメントJ880.2を搭載。文字盤の12時位置には30分積算計、6時位置には12時間積算計が配置されているが、全体にすっきりとしたデザインに仕上がっている。ストラップは全ての仕様で共通となっている。

マックス・ビル ブラック&ホワイト クロノスコープ

マックス・ビル ブラック&ホワイト クロノスコープ
自動巻き(Cal.J880.2)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SS(直径40mm、厚さ14.4mm)、3気圧防水。29万5000円(税別)。
マックス・ビル ブラック&ホワイト オートマティック

マックス・ビル ブラック&ホワイト オートマティック
自動巻き(Cal.J800.1)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(直径38mm、厚さ10mm)。3気圧防水。15万8000円(税別)。

そもそもバウハウスとは

マックス・ビル ブラック&ホワイト クロノスコープ

マックス・ビル モデルの誕生は1956年。現在も当初とほとんど変わらない形で製造されている。今見てもモダンなデザインが1956年にすでに存在していたということを見る人に伝えたくなる時計だ。

 耳にしたことはあるが、実はよく知らない…という人もいるのではないだろうか。バウハウス(Bauhaus)は、1919年にヴァイマル共和政期ドイツのヴァイマルに設立された、工芸・写真・デザインなどを含む美術と建築に関する総合的な教育を行った教育機関だ。その流れを汲む合理主義的・機能主義的な芸術を指す場合もある。モダニズムの源流を作った教育機関として名高い。バウハウスはドイツ語で「建築の家」という意味で、バウヒュッテ(建築の小屋)を現代風に表現したもの。この名付け親こそが、近代建築の四大巨匠に数えられるヴァルター・グロピウス。(その他の3人はル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ)。1919年の設立当初から1928年までバウハウスの校長を務めた。マックス・ビルもバウハウスの出身であり、ユンハンスのデザインにはバウハウスの血が流れている。


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