ヴティライネンの「ヴァントゥイット」より初のセンターセコンドモデル「28SC」が発表

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2020.07.20

ヴティライネンより、「ヴァントゥイット」初のセンターセコンドモデル「28SC」が発売される。センターセコンド化されただけでなく、ケース形状もモダンに改められた今作は、チタン製ケースとSS製ケースのモデルが用意され、各10本の限定生産となる。

ヴァントゥイット 28SC

ヴティライネン「28SC」
スタイリッシュなラグと薄く大きいリューズによって、モダンな印象となった。付属するストラップはクロコダイル製だ。手巻き。22石。1万8000振動/時。パワーリザーブ65時間。TiまたはSS(直径38.5mm、厚さ 13.3mm)。3気圧防水。各世界限定10本。価格未定。


モダンなデザインを纏った、新しい「ヴァントゥイット」が誕生

  ヴティライネンより、「ヴァントゥイット」初のセンターセコンドモデル「28SC」が発売される。スモールセコンドと丸みを帯びたラグが特徴的な「ヴァントゥイット」だが、センターセコンド化に伴いダイアルのレイアウトが変更となっただけでなく、ケース形状まで改められている。ケース素材はチタンとステンレススティールの2種類が用意され、それぞれ10本の限定生産となる。

 スモールセコンドが廃止されたことによりモダンな印象となったダイアルは、繊細なギヨシェ彫りがより強調されるデザインとなった。中央部は波型の掘り込みが放射状に広がるソレイユ模様、外周部はダミエ模様となっており、パターンの使い分けがメリハリを生んでいる。ダイアルは自社製であり、これらのギヨシェ彫りは手作業によって仕上げられている。ホワイトゴールドとブルースティールによるツートーンの針は、審美性と視認性の両方を高めている。もちろん、これらも手作業による磨きがかけられている。インデックスもホワイトゴールド製であり、存在感のある太めのアラビアインデックスが現代的な印象をもたらしている。

ヴァントゥイット 28SC

シルバー製のダイアルには2種類のギヨシェ彫りが施されている。ダイアルは社内で生産されており、顧客の要望に合わせてパーソナライズするなど細やかな対応も可能だ。

 ケース形状にも変更が加えられた。ケース径は38.5mmとわずかにサイズダウンされ、ラグは先端に向けて絞られたスタイリッシュな形状となった。クラシカルなデザインから一転して現代的な雰囲気をまとっているのは、このラグの形状が大きいだろう。リュウズは薄く、径を大きくしており、操作性を高めつつすっきりとしたシルエットとなっている。

 ムーブメントは、優れたエネルギー効率を持つ半面、製造に高い技術を必要とするダイレクトインパルス脱進機が採用されている。センターセコンド化によって厚みが増えたが、ケース厚は13.3mmに抑えられている。ムーブメントはブリッジの面取りをはじめ、ねじや歯車のひとつひとつまで丹念に磨き上げられている。

同社ならではの丁寧な仕上げが施されたムーブメントを鑑賞することができる。センターセコンド化によって追加されたブリッジは艶めかしい曲線を描いており、幅広の面取りを間近で味わうことができる。


Contact info: ザ・キャラット Tel.03-3248-4350


ヴティライネンよりスポーティーなダイアルが魅力の「28Sport」が発売

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