オメガ【2021 新作】デ・ヴィル トレゾア コレクションにメンズモデル2機種を追加

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2021.04.14

オメガは、デ・ヴィル トレゾア コレクションにサブダイアルを配したふたつの新作を発表した。センターセコンドのみだったメンズモデルのトレゾアに、スモールセコンドとパワーリザーブ表示を追加し、コレクションを充実させる。

デ・ヴィル トレゾア パワーリザーブ


愛好家を刺激するインダイアル

 薄型のスリムケースに、細いバーインデックスと針がドレスウォッチらしい品格を表す「デ・ヴィル トレゾア」コレクション。オメガが初めてトレゾアという名前を与えたのは1949年で、時計内部のムーブメント、すなわち「トレジャー(宝物)」を意味していた。

 当時のオリジナルモデルは、オメガの名機と称される30mmキャリバーを搭載しており、この傑作ムーブメントが優れた性能やデザインの代名詞となったのだ。現在は「デ・ヴィル」コレクションの中に位置しており、エレガントなスタイルを継承しながら、最新のムーブメントと組み合わせて注目を集めている。

デ・ヴィル トレゾア パワーリザーブ

オメガ「デ・ヴィル トレゾア パワーリザーブ」
手巻き(Cal.8934)。29石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KYG(直径40mm、厚さ10.07mm)。30m防水。205万7000円(税込み)。2021年9月発売予定。

 今回コレクションに加えられた2機種は、そのままモデル名が示す通り「デ・ヴィル トレゾア スモールセコンド」にはスモールセコンドを、「デ・ヴィル トレゾア パワーリザーブ」にはパワーリザーブ表示を搭載した。トレゾアのメンズモデルはこれまでセンターセコンドのみの展開だったが、機能を主張せず洗練されたデザインの中に違和感なく落とし込み、コレクションのバリエーションを充実させたのである。

デ・ヴィル トレゾア スモールセコンド

オメガ「デ・ヴィル トレゾア スモールセコンド」
手巻き(Cal.8926)。29石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。18Kセドナゴールド(直径40mm、厚さ10.7mm)。30m防水。199万1000円(税込み)。

 搭載されるムーブメントは、マスター クロノメーターの認定を受けた自社製キャリバーだ。スモールセコンドを備えるCal.8926と、パワーリザーブのための輪列を追加したCal.8935は、共通してコーアクシャル方式を採用した手巻き仕様である。

Cal.8927

ツインバレルを組むことでパワーリザーブを約72時間まで伸ばし、パワーリザーブモデルは持続時間の長さを目視でも実感できるだろう。2万5200振動/時という独自のスピードで時を刻むコーアクシャル脱進機のテンプは、2本のネジで留められた両持ちのテンプ受けによってしっかりと支えられる。

 またトランスパレントの裏蓋からは、中心から放射状に広がるコート・ド・ジュネーブ仕上げを鑑賞することが可能だ。機械式時計の愛好家にも支持されるであろう要素を詰め込んだ、魅力あふれる選択肢が生まれた。


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