IWC【2021 新作】従来よりサイズダウンされた「ビッグ・パイロット・ウォッチ43」

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2021.04.28

直径46mmを超える大型のケースを持つビッグ・パイロット・ウォッチシリーズに、43mmまでサイズダウンした3針モデルが登場した。必要最低限のシンプルな機能で、ユーザーの幅を広げた。

ビッグ・パイロット・ウォッチ43


親しみやすいサイズに

 IWCはWatches & Wonders 2021の新作として、直径43mmのステンレススティールを採用した「ビッグ・パイロット・ウォッチ43」を発表した。これまでラインナップされていたビッグ・パイロット・ウォッチのモデルは、カレンダーやパワーリザーブを搭載し“ビッグ”という名称が表すように直径46.2mmという大型のケースを採用していた。

 しかし今回の新作ではケース直径を3mm以上も絞り、43mmという親近感を覚えるサイズになったうえ、時・分・秒針以外の機能を省いた。サイズが原因で躊躇していた人にとっては良いニュースだろう。

ビッグ・パイロット・ウォッチ43

IWC「ビッグ・パイロット・ウォッチ43」
自動巻き(Cal.82100)。22石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SS(直径43mm、厚さ13.6mm)。100m防水。SSブレスレットモデル:118万2500円(税込み)。レザーストラップモデル:106万1500円(税込み)。

「ビッグ・パイロット・ウォッチ」コレクションは、IWCのパイロットウォッチ製造における歴史を体現しているモデルだ。大型の円錐形リュウズ、簡潔で視認性に優れたダイアル、4個のリベットが打ち込まれたカーフレザーストラップなど、1940年代の軍用観測時計が持っていた要素を色濃く残す。

ビッグ・パイロット・ウォッチ43

最も目を引く大型のリュウズは、パイロットが厚いフライトグローブを着用した状態でも操作できるようにするためのものだった。2002年にRef.5002の名で復刻して以降は、実用性を重んじるDNAを忠実に取り入れながら、今日まで至る。

 本作のダイアルは2種類あり、青空を思わせるサンバースト仕上げのブルーと、オリジナルモデルの雰囲気を残すマット仕上げのブラックがラインナップされる。搭載する機能を絞ることで、抜群の視認性と明瞭感をもたらした。

 100mの防水性能を持つケースの裏蓋はトランスパレントになっており、IWCの自社製キャリバーである82100を鑑賞することが可能。約60時間のパワーリザーブを保持し、アルバート・ペラトンによって開発されたペラトン式の自動巻き機構を備えることで、効率的な巻き上げを実現した。巻き上げ時に噛み合う歯車と、それを動かす爪などのパーツは酸化ジルコニウム・セラミック製であるため、耐久性を劇的に向上させたのである。

ビッグ・パイロット・ウォッチ43

 また、このモデルには「EasXチェンジ・システム」が採用されており、工具不要で容易にストラップの交換が可能だ。初めから付属しているレザーストラップもしくはSSブレスレットに限らず、正規店や公式オンラインストアで新しいブレスレットを購入することで、自身で交換する楽しみを味わうことができる。


Contact info: IWC Tel.0120-05-1868

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