耐性だけでなく軽量性も有する“ゴールドカーボンTPT®”を採用した、リシャール・ミル「 RM 74-02 オートマティックトゥールビヨン」

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2021.06.10

リシャール・ミルは、独自の魅力的外観と技術面での複雑さを併せ持つ、「RM 74-02 オートマティックトゥールビヨン」および「RM 74-01 オートマティックトゥールビヨン」を発表した。完全自社開発された自動巻きトゥールビヨンキャリバーが搭載された2種の新作は、どちらも時計の「心臓部」にあたる部分に際立ったスケルトン加工が施され、ケース素材の違いから外観が異なって見えるものの、それぞれが際立った個性を持つ、双児のようなモデルだ。

RM 74-02 オートマティック トゥールビヨン

  • RM 74-02 オートマティック トゥールビヨン

    ゴールドカーボンTPT®の生み出す独特の光やゴールドのグラデーションがケースの輪郭を引き立てる

  • RM 74-02 オートマティック トゥールビヨン

    ゴールドカーボンTPT®は、分離したカーボン繊維から得られた600以上の平行繊維層で構成されるハイテク素材

  • RM 74-02 オートマティック トゥールビヨン

    厚さ30ミクロン以下の層にブラックの樹脂を浸透させた後、各層の繊維の方向を45度ずらしながらゴールドの層を加える

  • RM 74-02 オートマティック トゥールビヨン

    航空産業部品製造で用いられるような高圧窯で6気圧の圧力下で120°Cで加熱された後リシャールミルで機械加工される

  • RM 74-02 オートマティック トゥールビヨン

    RM 74-02の地板とブリッジはそれぞれ18K 5Nレッドゴールドと18K 3Nイエロゴールドを機械加工して製作

  • RM 74-02 オートマティック トゥールビヨン

    ミドルケースには18K 5Nレッドゴールドを採用

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『 RM 74-01 』が搭載する自社開発CRMT5 キャリバーは、地板とブリッジの素材にはイエローゴールドとレッドゴールドが採用されている。フリースプラングテンプを用いたトゥールビヨンレギュレーターが時を刻むこれらのタイムピースでは、高速巻き上げ式の香箱から絶えず得られる動力がインボリュート歯形の歯車によって供給されることで、50 時間にわたって時計機構の優雅な動きが実演される。可変慣性モーメントローターは、着用者のライフスタイルに合わせて時計に対する巻き上げ効率を調整することができる。設定は、スプラインネジでふさわしい位置に固定することができる2つのウェイトで調整する。2つのウェイトが互いに近づくとムーブメントの慣性が上がり、香箱はより速く巻上がる。ウェイトがローターの外側に位置すると慣性が下がり、香箱はゆっくりと巻き上がる。
リシャール・ミル『 RM 74-02 オートマティック トゥールビヨン 』
自動巻き(cal.CRMT5)。23石。28,800振動/時。ゴールドカーボンTPT® × 5Nレッドゴールド(52.63 mm x 34.40 mm x 13.05 mm)。パワーリザーブ約50時間。50m防水。ブラックバリスティックストラップ。5940万円(税込予価)。

 『 RM 74-02 』の特徴的なスレンダーなラインは、6 時位置に配されたトゥールビヨンの壮麗な姿を美しく引き立てている。また、面取りされた縁取りに特別な仕上げが施された5Nレッドゴールドのインナーベゼルがムーブメントを際立たせており、最新の時計製造技術が駆使されたタイムピースは、伝統的な手作業による仕上げによって、さらに洗練された印象になっている。


リシャール・ミルの独自素材、ゴールドカーボンTPT®

RM 74-02 オートマティック トゥールビヨン

 「RM 74-02」には、時計製造におけるもう一つのリシャール・ミル独自の素材、ゴールドカーボンTPT®をベゼルとケースバックに採用。この素材における技術面の課題は、独特な複合材料(カーボンTPT®)と貴金属(金箔)を組み合わせることだった。その開発には、数年におよぶ研究期間を要したそうだ。この時計の構成部品は優れた耐性だけでなく軽量性も備えており、カーボンのマットブラックカラーとゴールドが醸し出す気品が、魅力的なコントラストを生み出している。ダスキーカラーのモアレ模様にあしらわれた24K イエローゴールドのラインは、地板や、ポリッシュ仕上げのピラーを配したレッドゴールド製ミドルケース、さらにイエローゴールドで縁どられたリューズと連動して、鋭い輝きを放っている。


Contact info: リシャールミルジャパン Tel.03-5511-1555


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