最高速度マッハ3で飛行した伝説的な元パイロット「ブライアン・シュル」とボールウォッチがアンバサダー契約を締結

NEWSニュース
2021.08.29

堅牢かつ高い信頼性のプラクティカルな機械式時計を展開するボール ウォッチは、ブランドの理念と共鳴する、世界で活躍している人物を「ボール・エクスプローラーズ・クラブ」に迎えてきた。これまでにも探検家、スポーツマン、ドクターなど情熱を持って既成概念を覆してきた英雄たちを迎え入れ、称えている。今回新たに、アメリカ空軍で運用されていた伝説的な航空機・SR-71ブラックバードの元パイロット、ブライアン・シュル氏が参加する。

SR-71ブラックバード

元アメリカ空軍少佐であるブライアン・シュル氏は、わずか92名しか居ないSR-71ブラックバードのパイロットの一人だ。同機は1966年~1990年代後半まで空軍やNASA(アメリカ航空宇宙局)で使用された戦略偵察機で、高高度での超音速巡航飛行を実現した。操縦に高い技術を要するのはもちろん、敵地上空を飛行するという極めて危険なミッションを常とした。また、パイロット仲間の間で「The Sled(そり)」と呼称されていたように、スピードは超音速マッハ3を上回るもので、高高度を長距離飛行できる型破りな航空機でもあった。


SR-71ブラックバード

  • SR-71ブラックバード

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  • SR-71ブラックバード

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当時の機体としては画期的なステルス性能を持っていたのもSR-71の特徴だ。レーダー電波を乱反射させるために凹凸が少ない流線型の細長いフォルムを採用し、隠密性と放熱効果を高める目的で外装は特殊塗料でブラックに塗装されていた。これらによって“ブラックバード”のニックネームが付けられた。最高レベルの機密装備や開発のバックグラウンド、パイロットの神業的な操縦テクニックに、今もなおロマンを感じる航空ファンが世界中に存在する。


ベトナム戦争で大怪我を負ったブライアン・シュル氏

SR-71ブラックバード

 墜落し燃えさかる残骸から危機一髪で脱出したものの、もう操縦桿を握ることはできないと診断された。しかし、1年間の治療と15 回もの手術という苦難を乗り越え、さらには理学療法に取り組んで見事復帰を果たした。退院後10年もの間、戦闘機を駆って大空に向かった活躍が認められ、宇宙飛行士並みの身体能力が求められるSR-71ブラックバードのパイロットに名乗りを上げることになり、一切の免除なく合格。指にはチタンのピンを入れ、胸には鋼のハートを持つブライアン・シュル氏はかくして、世界有数の戦略偵察機を操るエリートパイロット集団、「Sled Drivers」の一員となったのだ。


 高度10,000 メートル以上の上空にてSR-71 ブラックバードと“人馬一体”となり、幾度も極秘ミッションを遂行してきた彼は、辿った道筋を次のように表現している。―― 人生におけるほんの小さな意識の変化が、残りの人生を大きく左右するかもしれない。

ブライアン・シュル氏

 戦闘機乗りとして20 年にわたってアメリカ空軍に従事し、飛行時間5,000 時間を超える快挙を成し遂げたブライアン・シュル氏。1990 年の退役後は執筆家、写真家、引く手あまたの講演者として活躍。腕時計の進化を目指すボール ウォッチは、逆境をはねのけるタフな精神力の持ち主であり、上昇志向のチャレンジャーであるブライアン・シュル氏を「ボール・エクスプローラーズ・クラブ」に迎え入れることを歓迎し、両者の強固な関係は、将来的に両者による製品開発に生かされていくだろう。


Contact info: ボール ウォッチ・ジャパン Tel.03-3221-7807

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