ルイ・モネの新作「スペース レボリューション」がGPHG2021にノミネート

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2021.11.01

ルイ・モネの新作「スペース レボリューション」が、2021年11月4日(木)に開催されるジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(THE GRAND PPIX DE L`HORLOGERIE DE GEVENE 2021:GPHG2021)にノミネートされた。時計業界において世界的に権威のあるこのイベントで、本作はトゥールビヨン部門でのエントリーとなった。

スペース レボリューション


文字盤上で繰り広げられるSF映画のワンシーン

 2004年に設立された比較的若いウォッチブランドであるルイ・モネは、主に天文時計の製作を行った時計師の名を冠し、複雑な機構を積んだコンプリケーションを得意とする。宇宙からインスピレーションを受けた、アート作品と呼ぶにふさわしい作品を手がけている。2021年には大規模な新作発表イベント「ウォッチ&ワンダーズ 2021」に参加するなど、新興ブランドでありながら独創的なデザインと技術力によって、時計業界で高く評価されている。

スペース レボリューション

ルイ・モネ「スペース レボリューション」
手巻き(Cal.LM104)。56石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KRGケース(直径43.5mm)。世界限定8本。5500万円(税込み)。

 今回ルイ・モネは、毎年スイスで開催されているジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(THE GRAND PPIX DE L`HORLOGERIE DE GEVENE 2021:GPHG2021)に新作「スペース レボリューション」をエントリー。アカデミーの審査員によって、トゥールビヨン部門でノミネートされたのだ。

 独創的な外観を持つ本作は、ルイ・モネが展開する「メカニカル・ワンダーズ」と「コズミック・アート」の双方のコレクションが柱となっている。人工衛星をモチーフにしたふたつのフライング トゥールビヨンが逆方向に回転し、宇宙空間を模した文字盤上でSFの世界観を再現。

スペース レボリューション

 また、トゥールビヨンと連動して2機の宇宙船がそれぞれ逆方向に回転するため、非常にダイナミックな動きが楽しめるのだ。一方のトゥールビヨンは時計回りに回転し5分で1周、もう一方のトゥールビヨンは反時計回りに10分で1周する仕組みであり、人工衛星と宇宙船は1時間に18回(約3分20秒に1回)交差することになる。

 本作のために新たに設計されたムーブメントCal.LM104は、470個ものパーツで構成されている。常に回転する特殊な機構は、複数のセラミックボールベアリングによって保持され、回転により精度が安定しないことを防ぐために、トゥールビヨンのキャリッジや2機の宇宙船は軽量なチタンで作られている。この機構を実現させるために、約3年の開発期間を要したそうだ。

 このユニークなショーを鑑賞するのは、正面からのみでは勿体ない。本作の直径43.5mmケースは側面までサファイアクリスタルで覆われ、オープンワークを施したラグなど動きを見やすいような工夫がなされている。もちろん、ケースバックはトランスパレント仕様である。

スペース レボリューション

三日月状にカットされたシースルーバック。ここに配されたセレクターは、ゼンマイの巻き上げと時刻調整のためのふたつのポジションが用意されている。これにより、リュウズを引き出すことなく操作が可能だ。

 来る2021年11月4日(木)に開催されるジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ。ノミネート作にますます注目が集まる。


Contact info: GMインターナショナル Tel.03-5828-9080


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