今年で誕生20周年のスピークマリンから発表された独創的な「オープンワーク トゥールビヨン」

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2022.10.13

2002年にピーター・スピークマリンによって設立されたスイスの高級時計ブランドであるスピークマリン。今回、オープンワーク トゥールビヨンの第2弾として、チタン製ケースと18Kレッドゴールド製ケースの2モデルが発表された。

スピークマリン「オープンワーク トゥールビヨン」
自動巻き(Cal.SMA05)。35石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KRGケース(直径42mm、厚さ12.35mm)。3気圧防水。世界限定10本。1421万3100円(税込み)。


透かし彫りが施されたダイアル

 2019年に発表された初代「オープンワーク トゥールビヨン」はスケルトナイズしたダイアルの1時半の位置に60秒で1回転するフライングトゥールビヨンが、その対角線上の7時半の位置にパワーリザーブインジケーターを設置、5時位置にマイクロローター、その対角線上に香箱がレイアウトされたユニークなアシンメトリック構造を持つ斬新なデザインと複雑機構を備えたタイムピースだった。

 今回リリースされる新作「オープンワーク トゥールビヨン」は、透かし彫りが施されたダイアルにマットブラックDLCコーティングが施されたチタン製と18Kレッドゴールドの2種類のケースバリエーションが用意されている。

スピークマリン「オープンワーク トゥールビヨン」
自動巻き(Cal.SMA05)。35石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。Tiケース(直径42mm、厚さ12.35mm)。3気圧防水。世界限定10本。1160万6100円(税込み)。


完全自社製のムーブメント

 スピークマリンは2015年、スイス・ヌーシャテルの自社工房内でムーブメントを一から完全に開発し組み立てるという戦略を始動した。オープンワークや通常ムーブメント、オート・オルロジュリークラスのムーブメントが、このSMAムーブメントシリーズに属している。

直径42mmの「ピカデリーオープンバックケース」が採用され、マットブラックで仕上げられたオープンワークダイアルからは、デザイン、開発、組立まですべて自社工房内で行った自動巻きムーブメント、キャリバーSMA05の機能的で魅惑的な造形を観賞することができる。

 機械的な創造性とスタイリッシュな創造性のふたつが融合した「オープンワーク トゥールビヨン」のデザインは、近代建築からインスピレーションを受けたものだ。超小型化、極限まで削ぎ落とされたデザイン、絶対的な技術力、大胆さに現代性を融合させることで、メゾンのDNAであるブリティッシュスタイルを完璧に体現した。垂直で幾何学的なラインがダイアルを構成し、シャープなブリッジが強調する黒の存在感がモダンな透明感をもたらし、モダンな印象となっている。

 18Kレッドゴールドケースのモデルはブラックで仕上げられたパーツとのコントラストを際立たせ、力強さを感じさせる。ケースは厚みがあり重厚感が感じられ、ラグ部分は端正な仕上がりとなっている。いずれのモデルもスピークマリンのシンボルともいえるピカデリーオープンバックケースに収められ、生産本数は各10本である。

Contact info: スピークマリン DKSH マーケットエクスパンションサービスジャパン(株) cg.csc1@dksh.com


【2022年 新作】スピーク・マリン初のステンレススティール製ラグスポ「Ripples / リップルズ」


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スピーク・マリン 2020新作『アート・シリーズ 「サイ」』


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