【2023年新作時計】パテック フィリップから、スモーキーなサファイアクリスタル文字盤のコンプリケーション「5316/50P」が登場

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2023.04.15

ミニッツリピーター、トゥールビヨン、レトログラード日付表示針付き永久カレンダー、ムーンフェイズを備えたパテック フィリップの新作「5316/50P」が発表された。グラデーションが施されたスモーキーなサファイアクリスタル文字盤が特徴だ。

パテック フィリップ「5316/50P」
手巻き(Cal.R TO 27 PS QR)。28石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。Ptケース(直径40.2mm、厚さ13.23mm)。非防水。


5216モデルの後継機種として再解釈されたグランド・コンプリケーション

中心から外側にかけてうっすらとグラデーションがかったサファイアクリスタル文字盤。

 1993年に発表された伝説的な「5016」モデルと2011年に発表された「5216」モデルの後継となるグランド・コンプリケーション「5316」モデルは、ミニッツリピーター、トゥールビヨン、レトログラード日付表示針付き永久カレンダー、ムーンフェイズ表示を組み合わせたコンプリケーションモデルのひとつだ。

 本作は、外周に向かって濃くなるサファイアクリスタル文字盤を備えたプラチナケースの新バージョンである。この独自性あふれるデザインは、多彩な表示機能の優れた視認性を保証しつつ、とりわけ日付とムーンフェイズ・ディスクなど、時計の機械的な心臓部が透けて見える。

ムーブメント部分が少し透けて見える、特殊なサファイアクリスタル文字盤を備えている。

 また、レトログラード日付表示と曜日、ホワイトゴールドの一体型フレームにより縁取られていることがもうひとつの特徴であり、日付表示はオニキスでできている。時刻は、ホワイトゴールドのファセット仕上げが施されたドフィーヌ型時分針と丸みを帯びたバトン型アワーマーカーにより表示され、アワーマーカーは厚さ0.6mmのきわめて薄いサファイアクリスタル文字盤の上に、高度な技術で植字されている。

ともすれば視認性が低くなりそうな半透明のダイアルだが、むしろコントラストと奥行きが生まれることにより視認性は高い。

 トゥールビヨンを搭載したすべての時計と同じく、手巻きムーブメントCal.R TO 27 PS QRは、パテック フィリップ・シールの認定基準に準拠し、日差-2~+1秒以内という最高精度を誇る。ムーブメントはサファイアクリスタル製のケースバックを通して観賞することができ、プラチナ・ソリッド・ケースバックとも交換が可能だ。

 エンボス加工ファブリック柄のネイビーブルー・カーフスキン・ストラップ、コントラストを持たせたクリーム色のステッチ、およびプラチナ製の折りたたみバックルが、本作の現代的な外観を際立たせるものとなっている。

ミニッツリピーター、トゥールビヨン、ムーンフェイズ、永久カレンダーといった複雑機構を備えながらも、ケースの厚みは13.23mmである。

 パテック フィリップのすべてのプラチナ仕様のタイムピースと同じく、6時位置のラグ間にブリリアントカット・ダイヤモンドがセッティングされた「5316/50P-001」は、黒七宝文字盤を備えた現行の5316P-001モデルに置き換わるかたちでの登場となる。

サファイアクリスタル製のケースバックからは、搭載されているCal.R TO 27 PS QRを鑑賞できる。プラチナ・ソリッド・ケースバックに交換することも可能だ。



Contact info: パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel.03-3255-8109


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