2タイムゾーン表示ランキング / 最も優れた第2時間帯表示を探せ

2011.09.03

篠田哲生（34歳）嗜好品ライター

「ユーザビリティで考える、世界で戦う時計」
最も使用頻度が高いと言われる機構なので、デザインが美しいのは当然として、どれだけ簡単に時差調整ができるかという“使い勝手”を重視して、モデルをセレクトした。

1 ジャガー・ルクルト／レベルソ・デュオ
2 オーデマピゲ／ロイヤルオークデュアルタイム
3 カール F.ブヘラ／パトラビトラベルテック
4 シチズン／エコ・ドライブサテライトウエーブ
5 ブレゲ／クラシックオーラムンディ
6 F.P.ジュルヌ／クロノメーター・レゾナンス
7 A.ランゲ&ゾーネ／サクソニア・デュアルタイム
8 パテックフィリップ／カラトラバ・トラベルタイム
9 ヴァシュロン・コンスタンタン／パトリモニー・トラディショナル・ワールドタイム
10 ノモス／タンゴマットGMT

広田雅将（37歳）時計ジャーナリスト兼アートソルジャー、Web Chronosモデレーター

「優先順位はあくまで実用性である」
ワールドタイムの代名詞的存在が、ルイ・コティエ型である。今もって優れた機構だが、サマータイムが表示できないなどの弱点もある。というわけで上位には、GMTウォッチとルイ・コティエ型世界時計の改良版を推した。

1 ロレックス／オイスターパーペチュアル GMTマスターII
2 カルティエ／カリブルドゥカルティエマルチタイムゾーン
3 シチズン／エコ・ドライブサテライトウエーブ
4 ジャガー・ルクルト／マスター・ジオグラフィーク
5 アガシ／ワールドタイマー
6 F.P.ジュルヌ／オクタ・UTC
7 ブレゲ／クラシックオーラムンディ
8 ユリス・ナルダン／GMT±
9 パテックフィリップ／ワールドタイム
10 ヴァシュロン・コンスタンタン／パトリモニー・トラディショナル・ワールドタイム

高木教雄（47歳）ライター

「百花繚乱だから、オリジナリティ重視で選択」
今年、何度「2タイムゾーン」と書いただろう。マーケティングの帰結なのか、とにかく流行りらしい。デュボア・デプラには優秀なモジュールもあって、搭載が容易だしね。だから新旧に係わらずオリジナリティ重視の選択。順位は、まったくの個人的好みです。

1 ジャガー・ルクルト／グランド・レベルソ・デュオ
2 ジャガー・ルクルト／マスター・ホームタイム
3 フランク・ミュラー／トノウ・カーベックスマスターバンカー
4 パテックフィリップ／ワールドタイム Ref.5130
5 ブランパン／ヴィルレアニュアルカレンダー GMT
6 ブレゲ／クラシックオーラムンディ
7 A.ランゲ&ゾーネ／サクソニア・デュアルタイム
8 シチズン／エコ・ドライブサテライトウエーブ
9 ジラール・ペルゴ／ww.tc
10 ロレックス／オイスターパーペチュアルエクスプローラーII

名畑政治（51歳）時計ライター

「GMTは使ってナンボ」
2011年のスイス時計展示会では、多くのGMT（ワールドタイム）が発表されたが、凝りすぎて実用性に疑問が残る製品も少なくない。海外の旅行先で手間取らないよう、シンプルで実用的なモデルがお勧めです。例によって、すべて同列、順位無し。

・ロレックス／オイスターパーペチュアルエクスプローラーII（旧モデル）
・ユリス・ナルダン／GMT±
・オメガ／スピードマスター GMT ソーラーインパルス
・ジャガー・ルクルト／マスター・ジオグラフィーク
・ティソ／ナビゲーター

ランキングの集計ルール
●ルールに則して合計10モデルを選び、1位から10位までの順位をつける。
●それぞれが選んだ10モデルの、1位に20ポイント、2位に18ポイント、3位に16ポイント…‥9位に4ポイント、10位に2ポイントを与える（順位なしの場合は、個人の持ち点110点を10で割り、全てのモデルに11点ずつ加算する。順位ありとなしが混在する場合は、持ち点110点から順位分を引き、残りを割って分配）。その集計により、ランキングを決定する。
●同ポイントとなった場合、そのモデルを選んだ選考委員の数が多いほうを上位とする。
●それでも同位となった場合、最高点が高いほうを上位とする。
●さらに、それでも同位となった場合は、プライス設定の低いほうをバリュー的価値が高いものとして、上位とする。※パネライはディストリビューターの都合により順位には入りません。