2020年 ハリー・ウィンストンの新作時計 一挙9モデルを紹介

FEATURE2020年新作時計
2020.07.26

プロジェクト Z14

プロジェクト Z14

ハリー・ウィンストン「プロジェクト Z14」
自動巻き(HW2202)。34石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。ザリウム(直径42.2mm、厚さ10.7mm)。10気圧防水。世界限定300本。

「プロジェクトZ」シリーズに14番目のプロダクトとなる「プロジェクト Z14」が追加された。このシリーズで欠かせないのがケースに用いられた合金のザリウムで、極めて軽量かつ耐腐食性に優れており、これまでのプロジェクトZシリーズのすべてに使用されている。また、シルエット、ラグ、リューズ、そしてニューヨーク5番街に位置するハリー・ウィンストン本店のエントランスを想起させるリューズガード等のデザイン要素は初代から継承される。今作では12時位置にオフセンターされた時分表示に、30秒で秒針が始点に戻るレトログラード式秒表示が追加され、新たなオープンワークデザイン、グレーを基調としてブランドカラーのブルーをポイントに取り入れる。搭載する自動巻きキャリバーHW2202は、18KWG製オープンワークローターを備える。また、レトログラード式秒表示は渦巻き状のカムと伸縮バネを用いており、カウンターの裏から観賞可能となっている。ストラップには、ブルーをアクセントとしたテキスタイルエフェクトを施したラバー製を合わせる。

プロジェクト Z14




HW プルミエール・マジェスティック アールデコ 36mm

HW プルミエール・マジェスティック アールデコ

ハリー・ウィンストン「HW プルミエール・マジェスティック アールデコ 36mm」
自動巻き(HW2008)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ 約72時間。18KWG(直径36mm、厚さ9.3mm)。3気圧防水。

 1989年にハリー・ウィンストン初のタイムピース・コレクションとして誕生した「プルミエール コレクション」に、「ハリー・ウィンストン プルミエール・マジェスティック アールデコ 36mm」が追加された。ハリー・ウィンストンが誕生した30年代のニューヨークで確立され、現在の建築やファッション、ジュエリーに多大な影響を与えるアールデコの様式。本作は、アールデコ様式の幾何学模様とシンメトリーなスタイルに、当時のハリウッド映画を思わせる階調豊かなグレーを含むモノトーンにまとめることで、高級感と古き良き時代の魅力を表現した。ダイアルには、シルバーの輝きを持つホワイトマザー・オブ・パールと、創始者ハリー・ウィンストンが愛したエメラルドカットを施したブラックジェイドを、ホワイトゴールドのベースにセットし、マルケトリ技法によって太陽光をイメージした幾何学模様を描いている。また、リュウズとストラップアタッチメントの両端には、キューレット側を表面にしたダイヤモンドが添えられる。

プルミエール・マジェスティック アールデコ




ウィンストン・カレイドスコープ・バイ・ハリー・ウィンストン

ハリー・ウィンストン「ウィンストン・カレイドスコープ・バイ・ハリー・ウィンストン」
クォーツ(HW1051)。Pt(直径36mm、厚さ7mm)。3気圧防水。

 ハリー・ウィンストンが好んでモチーフとする万華鏡の魅力を、華やかなパーティーシーンを彩るタイムピースに表現した「ウィンストン・カレイドスコープ・バイ・ハリー・ウィンストン」5種が発表された。ハリー・ウィンストンの代名詞であるクラスター・セッティングを用いた3モデルには、ラウンドブリリアントカット、ペアシェイプ、マーキースカットの宝石を用い、立体的な表情を生み出している。色とりどりの絵の具で描いた渦巻きを思わせる残りの2モデルは、ツァボライト、ブルーサファイア、イエローサファイア、ピンクサファイア、オレンジスペサルタイト、ダイヤモンドといったさまざまな宝石を用いて製作される。多種多様なジェムストーンを、流れるようなラインに緻密にセッティングすることで、自然界の配列の美を思わせるモデルに仕上がった。それぞれ、12時位置にホワイトゴールド製のブランドロゴを配し、ストラップはサテン製、ダイヤモンドがあしらわれたプラチナ製バックルが付属する。