2026年に発表されたジェラルド・チャールズの新作時計をまとめてご紹介。現行モデルのなかで最も複雑な「マスターリンク パーペチュアルカレンダー」や、テニスの世界観に着想を得た「マエストロ3.0クロノグラフ クレイ」「マエストロ GCスポーツ ホワイト」が登場した。
Text by Tsubasa Nojima
[2026年4月27日公開記事]
「マスターリンク パーペチュアルカレンダー」
ジェラルド・チャールズの現行モデルの中で最も複雑なタイムピースとして開発された、パーペチュアルカレンダーウォッチ。スイスの時計製造の歴史において初となる、アシンメトリー構造と3つのカウンター表示を備えた、自社製自動巻きパーペチュアルカレンダームーブメントを搭載している。

自動巻き(Cal.GCA11000)。29石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。Tiケース(縦40×横40mm、厚さ10mm)。10気圧防水。1386万円(税込み)。
2種類のバリエーションが用意され、ひとつは2層構造のフュメダイアルに、縦方向のカットアウトを施したグリルデザインと、スモークルテニウムによるグラデーションが与えられている。もうひとつのモデルでは、ムーブメントの内部を詳らかにしたオープンワークを採用し、プレートやブリッジ、歯車やレバーなどの構造と、それらに施された装飾を堪能することができる。
グレード5チタン製の特徴的な変型ケースは、同社が開発・商標登録し、昨年導入した快適性のための設計指標「エルゴンテック®」と、人間工学に基づいたデザインによって、ブレスレットへと滑らかにつながる。ベゼルとブレスレットには、同社が開発し、昨年発表した装飾技法「ダークブラスト®」が施されている。

自動巻き(Cal.GCA11000)。29石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。Tiケース(縦40×横40mm、厚さ10mm)。10気圧防水。1540万円(税込み)。
「マエストロ3.0クロノグラフ クレイ」
テニスをイメージして開発された新作。印象的なフュメグレイン仕上げのダイアルによって、競技の舞台となるクレイコート特有の質感を表現している。ダイアルに特別な粒状加工を施しクリアなポリッシュコーティングを加えることで実現した奥行きのあるダイアルには、同社の誇る職人技がふんだんに用いられている。デザインだけではなく、実際に5Gの耐衝撃性能を備えており、アクティブなシーンでも着用することが可能だ。

自動巻き(Cal.GCA3000)。46石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(縦41×横39mm、厚さ11.5mm)。10気圧防水。567万6000円(税込み)。
ダイアル上に並んだ3つのインダイアルは、3時位置がスモールセコンド、6時位置が12時間積算計、9時位置が30分積算計として機能する。ダブルステップベゼルに調和したデザインのプッシュボタンによって、クロノグラフ機能を操作することが可能だ。ケースはステンレススティール製。ねじ込み式リュウズを採用し、10気圧の防水性を備えている。
ベルクロストラップにはイージーリリースシステムが採用され、特別な工具を用いることなく簡単に脱着することが可能だ。交換用ストラップも豊富に用意され、買い揃えることで多様なシーンに対応することができる。
「マエストロ GCスポーツ ホワイト」
マエストロ3.0クロノグラフ クレイと同じく、テニスの世界観に着想を得て開発されたモデル。本作では格式高いグラスコートのテニス大会における伝統的なドレスコードをモチーフとしたカラーリングが与えられている。

自動巻き(Cal.GCA2001)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。Tiケース(縦41×横39mm、厚さ9mm)。10気圧防水。世界限定200本。433万4000円(税込み)。
グラデーションホワイトのダイアルには、視認性を高めるための精緻なテクスチャーの仕上げが施され、英国のオールホワイト伝統における純粋さと規律を表現している。時刻表示と日付表示に特化したシンプルな機能を備え、アラビア数字とバーを組み合わせたインデックスによって、判読性を高めている。
グレード5チタンにダークブラスト®仕上げを施したケースは、9時位置にリュウズを配したデザイン。これは、左利き用に開発されたのではなく、左手に装着した際に、リュウズが手首に干渉することを防ぐためのものである。5Gの耐衝撃性能と100m防水によって、テニスのプレー中でも着用可能という。搭載するCal.GCA2001は、約50時間のパワーリザーブを備える自動巻きムーブメントだ。



