「newsおかえり」卒業の横山太一アナウンサー。東大大学院への挑戦と愛用の「タグ・ホイヤー」

大阪・朝日放送テレビ(ABC)の人気アナウンサー・横山太一が、夕方のニュース番組「newsおかえり」のメインMCを卒業し、東京大学大学院へ進学することを発表した。常に高みを目指して挑戦を続けてきた横山太一が、話題の映画「TOKYOタクシー」出演者へのインタビューの際に着けていたのは、人気モデル「タグ・ホイヤー カレラ」だった。今回は横山アナの素顔と時計選びの背景に迫っていく。

横山アナ

写真提供:東京スポーツ新聞社
文:沼本有佳子
Text by Yukaco Numamoto
編集:土田貴史
Edited by Takashi Tsuchida
[2026年9月6日掲載記事]
9月中旬から10月上旬にかけての秋の番組改編期の真っただ中、多忙な日々を送る横山太一アナウンサー。2025年9月25日撮影。写真提供:東京スポーツ新聞社


突然の卒業発表、そしてスタジオを包んだ拍手

 2026年8月26日、ABCテレビ「newsおかえり」の生放送は、いつもとは違う空気に包まれていた。この日をもって、横山太一はメインMCを卒業。番組のエンディングで挨拶に立ち、スタジオには温かい拍手が広がった。

「こうやって番組を続けることができましたのも、視聴者の皆さまがこの番組をご覧いただいたからだと本当に思っています。ありがとうございました。僕自身、毎日朝起きて夜寝るまでほとんど『newsおかえり』のことを考えていました。すべてを懸けてもいいと思えるぐらいの仕事に出会えたことすごく幸せだったと思っています」

 4年5ヶ月にわたって番組を支えてこられたことへの感謝に続き、横山が明かしたのは、誰もが驚くもうひとつの決断だった。ABCテレビのアナウンサーとしての仕事を続けながら、東京大学大学院へ進学するというのだ。このニュースはお茶の間だけでなくSNS上でも瞬く間に話題を呼んだ。

 進学を決めた理由について、横山は「自分を成長させられる環境とは何か」を自らに問い続けた末の結論だったと語る。「newsおかえり」のMCを務めるなかで、「ニュースはどう伝えたらいいのか」「今の時代のメディアの役割とは何か」という自問を重ね、その答えを自分自身の力で見つけるために大学院の門を叩くことを決めたという。仕事を辞めるのではなく、あくまで学業と両立させながら挑戦を続ける——その姿勢こそ、常に高みを目指してきた横山らしい選択だ。


17年目を迎えたベテランが愛される理由

 キャリアを重ねたベテランながら、横山太一は常に自分を追い込む姿勢を崩さない。現状に甘んじない前向きさと、どんな現場にも対応する引き出しの多さは、共演者やスタッフからも厚い信頼を集めてきた。「newsおかえり」のMCを担う以前も、「朝だ!生です旅サラダ」「おはようコールABC」「なるみ・岡村の過ぎるTV」「横山太一のピカイチ☆ブランチ!」など数々の番組を掛け持ちし、高校野球やプロ野球の実況にも積極的に携わってきた。2021年6月2日には阪神タイガース対オリックス・バファローズ戦の実況が評価され、第20回ANNアナウンサー賞・スポーツ実況部門の優秀賞を受賞。新しい目標を見つけては、その都度、自分を更新していくタイプのアナウンサーだと言えるだろう。

 神奈川県出身の横山は、県立横須賀高等学校を経て横浜国立大学教育人間科学部教育・学校教育課程を卒業。高校・大学時代は硬式野球部で外野手を務めた経験を持つ。その野球歴が縁となり、「速報!甲子園への道」での関西地方大会リポートを担当、本大会期間中は阪神甲子園球場からのアルプスリポーターも務めた。2011年には「ABCフレッシュアップベースボール」のウェブサイトで、実況アナウンサーとして初めて名前が紹介されている。

 多趣味な一面もまた、横山の人気を支える要素だ。年間200杯以上を食べ歩くほどのラーメン好きとして知られ、「おはようコールABC」では「横山太一の麺馬鹿」という企画を任され、その系譜は「newsおかえり」の不定期コーナー「おもてなし麺馬鹿」にも引き継がれた。ラーメン以外にも野球観戦、競馬、自転車旅と、興味の幅広さがうかがえる。


意外な一枚に写り込んだ“相棒”

2025年11月19日、「newsおかえり」公式Xの投稿。翌々日に公開された映画「TOKYOタクシー」の出演者である倍賞千恵子・木村拓哉にインタビューした際の一枚。

「TOKYOタクシー」は、山田洋次監督が映画「パリタクシー」を日本版としてリメイクした作品だ。木村拓哉演じるタクシー運転手と倍賞千恵子演じる高齢の女性との交流を描いた心温まる物語である。「newsおかえり」では、その公開に合わせて主演のふたりへのインタビューが実現し、横山太一が聞き手を務めた。その際、横山の左腕には、存在感を放つ腕時計があったのだ。

 番組では、撮影現場で山田監督と欠かさず行っていたという特別な基礎練習のルーティーンや、NGが出ても現場の空気が決して険悪にならなかったというハートフルなエピソードが語られた。そんな和やかなやり取りの合間にも、画面の端にはその一本がしっかりと存在感を放っていたのである。


「タグ・ホイヤー カレラ」の愛用

 その時、横山太一の左腕にあったのは、「タグ・ホイヤー カレラ」と見られる一本だ。41mm径のステンレススティール製ケースに、自動巻きクロノグラフムーブメントCal.1887を搭載。ケース厚は15.55mmとやや厚みがあるものの、ベゼルを隆起させることで、その厚みを感じさせないデザインの工夫が凝らされている。

 タグ・ホイヤー カレラはデビュー以来10回以上のモデルチェンジを重ねながら、同ブランドの中心的存在であり続けてきたコレクションだ。横山が着用するモデルは、オリジナルの「カレラ」を彷彿とさせる12時位置と6時位置のインダイアル配置が特徴で、フランジにはタキメータースケールがあしらわれている。そもそも“カレラ”の名は、1950年代にメキシコで行われた過酷な公道レース「カレラ・パンアメリカーナ」に由来する。8日間で3000km以上を走り抜くという、まさに極限のレースの名を冠しながらも、そのデザインは攻撃的な主張を避け、端正で上品にまとめられているのが特徴だ。

タグ・ホイヤー 「タグ・ホイヤー カレラ」Ref.CAR2110.BA0724
自動巻き(Cal.1887)。39石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径41mm、厚さ15.55mm)。100m防水。60万5000円(税込み)。※完売品

 人前でも悪目立ちせず、それでいて確かな存在感を放つ……そうしたバランス感覚こそ、タグ・ホイヤー カレラが半世紀以上にわたって支持され続けてきた理由でもある。数あるラインナップの中から横山がこのモデルを選んだ背景には、あらゆるシーンに対応する汎用性の高さに加え、オリジナルモデルへのリスペクトがあったのではないだろうか。

 アナウンサーと大学院生、ふたつの顔を持ちながら歩みを進める40歳。「newsおかえり」のメインMCという大きな役割を卒業してもなお、新たな問いに向き合うその姿勢は、これまで数々の現場で横山が見せてきたハングリー精神そのものだ。二足の草鞋を履きこなしながら次のステージに挑む横山太一が、これから先どんな景色を見せてくれるのか。腕元のタグ・ホイヤー カレラとともに歩む彼の新章に期待したい。



Contact info:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー Tel.03-5635-7030


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