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Czapek チャペック

1845年、ポーランド人時計師のフランソワ・チャペックにより創業される。創業以前の39年に、フランソワはアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとともに現在のパテック フィリップの母体となるパテック チャペック社を設立しており、45年にパテック チャペック社を離れた後に創業したのがチャペック社である。同社はナポレオン3世御用達となるなど高い評価を受け、ジュネーブやワルシャワ、パリのヴァンドーム広場にブティックを構えた。しかし1869年からブランドは休止状態となり、以降のフランソワの消息も不明となっている。

それから長い時を経た2012年、ハリー・グール、ザビエル・デ・ロックモーレル、セバスティアン・フォロニエによって、ブランドの再興が図られる。時計業界初となるクラウドファンディングを行い、15年にブランドが復活した。ファーストモデルとして発表された「ケ・デ・ベルク」は、1850年に製作された懐中時計「No.3430」に範を取り、新たに設計・製造したムーブメントを搭載している。2017年発表の「プラス・ヴァンドーム」は、過去にブティックを構えたパリのヴァンドーム広場にちなんで命名されたモデルである。ワンミニット・サスペンド・トゥールビヨンと第2時間帯表示、昼夜表示、パワーリザーブ表示を備える自社製キャリバーSHX2を搭載する。18年にはブランド初となるクロノグラフ「フォーブル・ド・クラコヴィ」を発表した。

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